〜編集員だって人間である 一応は人並みに生きてるからそれなりに出来事は有るのだ〜
9月21日 ダンボール
普段私は地下鉄などで会社に行っているらしい。
先日某所で友達といきなり「財布の中味バトル」などという非常に下らない戦いを繰り広げ、見事所持金503円で勝利を得た、しかし、後で考えるとかなりこっ恥ずかしいものである。
そういう事情で、ガソリンがいつもより多く入っているのを良い事に、本番車で周りの視線を浴びながら通勤してる。今週は明日で終わりだから結構どうでも良いや、って感じにもなってるけど。
帰り道、いつも通り某大学付近を通過した。最近とある事で私等と1、2を争う二人が通っている大学である。(決して財布の中身の争いではない・・・でも奴等と争うとひょっとして負けてしまうかも?なんて思ったりもしてるんだけど)
だけど1度もその場所で会った事はないのだが。
途中に「次のコマ図の形状は?」って聞かれたら「信号付き交差点」と答えると理解してもらえるものがあり、そこでは大抵引っ掛かる、その際、いきなりドアのガラスを叩かれた。
「ナニ?ナンカ悪いコトしたの?」と頭の中は恐怖と警戒の「!(コーション)」よりも「?」の方が先に多数を占め、とりあえず運転席のドアを開けてしまった・・・。(いかんよな、暴漢だったらまずいよな)したらば、後ろの車のオッちゃんだったらしく、「オネエチャン、ダンボール引きずってるわ、見てご覧よ」と一言。
「ダンボールぅ?」
ナンデナンデ?信号が青になってしまったので取り敢えず交差点を抜けて車を停めた。後続車や対向車がいなくなるのを待ってもう一回ドアを開けて車の下を覗き込んで見た。
「ないじゃん、そんなの」
しばし考え、もう一回覗いてみる。
「・・・?!」視界にセンターフラップが入った。しかも、私のつけてるのは一応透明に部類されてるが、ちょっと飴色になってる。
オッちゃん、「ダンボール」とはよく言ったもんだ・・・。
所持金503円が招いた貴重な体験だった。