RALLIARTメール配信サービス(転載)

2003/1/29  ラリーアートニュース03-004
www.ralliart.co.jp
                            RAI−03−004
                            2003年1月29日
                            株式会社ラリーアート
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□   ランサーエボリューションVIII用1ピース鍛造アルミホイール   □
□    「RALLIART Evolution R−01」を発売    □
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 株式会社ラリーアート(北根幸道社長)は、このたびRAYS(レイズ)社と共同
開発した三菱ランサーエボリューションVIII用1ピース鍛造アルミホイール「R
ALLIART Evolution R−01」を商品設定し、RAYSホイール
取扱販売店を通じて3月1日から発売する。

 今回発売する三菱ランサーエボリューションVIII用1ピース鍛造アルミホイー
ル「RALLIART Evolution R−01」は、アルミニウム製の軽量
ホイールで、5本スポークのすっきりとしたデザイン。スポークには「RALLIA
RT」のロゴを入れ、三菱車とのベストマッチングを実現した。また、カラーもエッ
ジに赤いラインを入れたブラック、ホワイト、ガンメタリックと3種類を用意。愛車
のカラーリングに合わせてカラーを選択できるようにした。

 なお、センターキャップは別売。先に発売した軽量化簡易キーナットとしても機能
する「RALLIARTラグナットセット(ホイールナット)」と組み合わせて使用
することを推奨する。またランサーエボリューションVIII以外のエアトレック、
コルトなどの車種にも対応できるよう各種サイズをそろえている。

●R−01に関するお問い合せは、(株)レイズ TEL.06−6746−101
0まで

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■「RALLIART Evolution R-01」内容

 商品名  RALLIART Evolution R-01(18×8.5JJ +30)
 部品番号 RARYS201P1
 価格   69,000円
 備考   5穴、P.C.D.=114.3

 商品名  RALLIART Evolution R-01(18×7.5JJ +40)
 部品番号 RARYS202P1
 価格   67,000円
 備考   5穴、P.C.D.=114.3

 商品名  RALLIART Evolution R-01(18×7.5JJ +45)
 部品番号 RARYS203P1
 価格   67,000円
 備考   5穴、P.C.D.=114.3

 商品名  RALLIART Evolution R-01(17×8.5JJ +30)
 部品番号 RARYS204P1
 価格   63,000円
 備考   5穴、P.C.D.=114.3

 商品名  RALLIART Evolution R-01(17×8.0JJ +30)
 部品番号 RARYS205P1
 価格   62,000円
 備考   5穴、P.C.D.=114.3

 商品名  RALLIART Evolution R-01(17×7.5JJ +40)
 部品番号 RARYS206P1
 価格   61,000円
 備考   5穴、P.C.D.=114.3

 商品名  RALLIART Evolution R-01(17×7.5JJ +45)
 部品番号 RARYS207P1
 価格   61,000円
 備考   5穴、P.C.D.=114.3

 商品名  RALLIART Evolution R-01(16×7.0JJ +40)
 部品番号 RARYS208P1
 価格   50,000円
 備考   4穴、P.C.D.=100

 商品名  RALLIART Evolution R-01(15×6.5JJ +40)
 部品番号 RARYS209P1
 価格   40,000円
 備考   4穴、P.C.D.=100

 商品名  ホイールセンターキャップ=フラットタイプ
 部品番号 RARYS200K1
 価格   2,000円/個 
 
 商品名  ホイールセンターキャップ=Hiタイプ
 部品番号 RARYS200K2
 価格   3,200円/個 
 
 商品名  RALLIARTラグナットセット(ホイールナット)
 部品番号 RAY65005
 価格   19,000円
 備考   5穴車用20個セット

 商品名  RALLIARTラグナットセット(ホイールナット)
 部品番号 RAY65004
 価格   16,500円
 備考   4穴車用16個セット

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■「RALLIART Evolution R-01」適合

 車種           ランサーエボリューションV/VI/VIトミー.マキネン
              ランサーエボリューションVII/VII GT-A/VIII
 ホイールサイズ      18×8.5JJ +30、17×8.5JJ +30
 センターキャップのタイプ フラットタイプも装着可

 車種           エアトレック
 ホイールサイズ      18×7.5JJ +40、17×7.5JJ +45
 センターキャップのタイプ Hiタイプのみ装着可

 車種           シャリオグランディス
 ホイールサイズ      18×7.5JJ +40、17×7.5JJ +40
 センターキャップのタイプ Hiタイプのみ装着可

 車種           レグナム
 ホイールサイズ      18×7.5JJ +45、17×7.5JJ +45
 センターキャップのタイプ Hiタイプのみ装着可

 車種           コルト
 ホイールサイズ      16×7.0JJ +40、15×6.5JJ +40
 センターキャップのタイプ Hiタイプのみ装着可

※価格は、2003年1月現在の取付工費を含まない消費税別希望小売価格
※商品については、品質向上などのため、予告なく商品番号・価格・仕様等を変更す
ることや生産を中止する場合があります
※状況によりフェンダーと干渉する可能性があります

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写真付きのレポートが下記のアドレスでご覧いただけます。
http://www.ralliart.co.jp/03news/rai-03-004.html

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 ◆本件に関するお問い合わせ先
  株式会社ラリーアート 担当:須賀
  TEL.(03)5232−7682
2003/1/29 ラリーアートニュース03-003
www.ralliart.co.jp
                            RAI−03−003
                            2003年1月29日
                            株式会社ラリーアート
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□          ランサーエボリューションVIII用         □
□      「スーパー トラクション L.S.D.」を発売       □
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 株式会社ラリーアート(北根幸道社長)は、このたび三菱ランサーエボリューショ
ンVII用「スーパー トラクション L.S.D.」を商品設定し、全国の三菱自
動車乗用車系販売会社およびラリーアートピット各店、テストアンドサービスを通じ
て2月より販売する。

 今回発売するランサーエボリューションVIII用「スーパー トラクション L.
S.D.」は、ラリーアートの国内外におけるさまざまなモータースポーツ活動のノ
ウハウを注ぎ込み、ラリー、ジムカーナ界のトップドライバーを擁してのテスト走行
による検討と検証を繰り返し、ついに生み出すことができたリミテッド・スリップ・
ディファレンシャル(L.S.D.)。

 「フロントL.S.D.キット」はACD装着車用に設定。フリクションプレート
枚数を、現行品の片側4枚から6枚に増やし、摺動面積増加による高いロック率を確
保。また、イニシャルトルク低下時も高いロック率を持続する。イニシャル調整は新
開発のコーンスプリングにより、初期なじみ後のイニシャルトルク低下率を向上した。
フリクションディスクのラグ(サイドギア嵌合部)を現行品の4爪から6爪に増やし、
材質も改良することでケース強化とあいまって高いロック率に見合う耐久性を確保し
た。プレッシャーリングにはコースト側に2種類の角度の溝を設けた「ダブルカム」
仕様とし、ピニオンシャフトの組み替えにより1WAY、1.5WAYの切り替えも
可能にした。キットにはスタンダード仕様とハード仕様をラインナップし、さまざま
な走行条件に対応可能とした。また、同時発売の組付部品キットにより、ランサーエ
ボリューションVIIへの取り付けも可能に。

 「リヤL.S.D. ASSY」はAYC装着車用に設定。フリクションプレート
枚数を機械式標準品の片側6枚から8枚に増やし、摺動面積増加による高いロック率
を確保。また、イニシャルトルク低下時も高いロック率を持続する。イニシャル調整
は新開発のコーンスプリングにより、初期なじみ後のイニシャルトルク低下率を向上
した。フリクションディスクのラグ(サイドギア嵌合部)を現行品の4爪から6爪に
増やし、材質も改良することでケース強化とあいまって高いロック率に見合う耐久性
を確保した。プレッシャーリングにはコースト側に2種類の角度の溝を設けた「ダブ
ルカム」仕様とし、ピニオンシャフトの組み替えにより2WAY、1.8WAYの切
り替えも可能にした。

 また前後用L.S.D.とも、近日発売予定のアクティブセンターデフE.C.U.
ともマッチングを行い、最適な制御を実現している。

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■「スーパー トラクション L.S.D.」内容

 商品名  フロントL.S.D.キット スタンダード
 部品番号 RA980736S1
 価格   245,000円
 備考   カム角仕様45°/5°(45°/0°組替可)、
      イニシャル=180N・m
 
 商品名  フロントL.S.D.キット ハード
 部品番号 RA980736S2
 価格   245,000円
 備考   カム角仕様52°/0°(52°/5°組替可)、
      イニシャル=180N・m
 
 商品名  フロントL.S.D.組付部品キット
 部品番号 RA980932S1
 価格   12,000円
 備考   フロントL.S.D.取り付け用ベアリング、
      オイルシールのセット

 商品名  リヤL.S.D. ASSY
 部品番号 RA534828K1
 価格   138,000円
 備考   カム角仕様55°/55°(55°/35°組替可)、
      イニシャル=190N・m

 商品名  フロントL.S.D.用カムリングキット(スタンダード)
 部品番号 開発中
 価格   3月末発売予定
 備考   カム角仕様45°/5°−45°/0°のカムリングセット

 商品名  フロントL.S.D.用カムリングキット(ハード)
 部品番号 開発中
 価格   3月末発売予定
 備考   カム角仕様52°/0°−52°/5°のカムリングセット

 商品名  フロントL.S.D.用フリクションプレートセット
 部品番号 開発中
 価格   3月末発売予定
 備考   フリクションプレート2枚セット

 商品名  フロントL.S.D.用フリクションディスクセット
 部品番号 開発中
 価格   3月末発売予定
 備考   フリクションディスク2枚セット

 商品名  イニシャル調整用コーンスプリングセット
 部品番号 開発中
 価格   3月末発売予定
 備考   フロント、リア共通コーンスプリング2枚セット

 商品名  リヤL.S.D.用カムリングキット(スタンダード)
 部品番号 開発中
 価格   3月末発売予定
 備考   カム角仕様55°/55°−55°/35°のカムリングセット

 商品名  リヤL.S.D.用フリクションプレートセット
 部品番号 開発中
 価格   3月末発売予定
 備考   フリクションプレート2枚セット

 商品名  リヤL.S.D.用フリクションディスクセット
 部品番号 開発中
 価格   3月末発売予定
 備考   フリクションディスク2枚セット

※価格は、2003年1月現在の取付工費を含まない消費税別希望小売価格
※商品については、品質向上などのため、予告なく商品番号・価格・仕様等を変更す
ることや生産を中止する場合があります

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写真付きのレポートが下記のアドレスでご覧いただけます。
http://www.ralliart.co.jp/03news/rai-03-003.html

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 ◆本件に関するお問い合わせ先
  株式会社ラリーアート 担当:須賀
  TEL.(03)5232−7682
2003/1/27
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              03年パリダカテレビ放映
             増岡浩選手生出演のお知らせ
              1月27日(月)発行

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 03年ダカールラリー(パリダカ)で日本人初の2連覇を果たした「チームENE
OS三菱ラリーアート」の増岡浩選手が、下記テレビ番組に生出演しますので、ご案
内致します。

 テレビ番組:NHK「おはよう日本」

 時間   :1月28日(火)7時45分〜8時00分の間の予定

 放送内容 :増岡選手が03年パリダカをどう戦ったかを語ります。

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     三菱チームの詳細情報は、以下のホームページでご覧頂けます

           http://www.ralliart.co.jp
    http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/index_j.html

  また、ラリー中の写真が下記のホームページよりダウンロード可能です。
              ご利用ください。

http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/03dakar_j/photo/index.html

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           三菱自動車/ラリーアートi-news

 携帯電話(ドコモのi-mode)でパリ〜ダカールラリーニュースがご覧になれます。
  外出先からも三菱自動車/ラリーアートのパリダカ速報をお楽しみ下さい!

              携帯電話対応URL

       http://www.mitsubishi-motors.co.jp/DAKAR/i/

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お問い合わせは下記にお願いします。

(株)ラリーアート :須賀 Tel:03−5232−7682
2003/1/24
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                パリダカ特集
              テレビ放映のお知らせ
              1月24日(金)発行

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 「チームENEOS三菱ラリーアート」からパリダカに出場し、史上4人目、日本
人初となる2連覇を果たした増岡浩選手が、1月23日(木)元気に帰国しました。
その増岡選手が挑んだ、19日間に渡るライバルたちとの過酷なラリーの模様が1月
26日(日)、下記テレビ番組で放映されますので、ご案内申し上げます。


 テレビ番組:テレビ東京(全国6局ネット※)「パリダカ2003総集編」
       ※TV東京、TV北海道、TV愛知、TV大阪、TVせとうち、
        TVQ九州放送

 時間   :1月26日(日)16時50分〜17時15分

 放送内容 :増岡選手が総合優勝、史上4人目となる連覇を飾ったパリダカ、
       その総集編が放映されます。

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■テレビ放映予定

◇テレビ東京(全国6局ネット※)

 ※TV東京、TV北海道、TV愛知、TV大阪、TVせとうち、TVQ九州放送

 スポーツニュース「激スポ!」
 1月25日(土)23時40分〜24時20分枠で放映。


◇BS−i
 
 「Heat−Beat Weekend」
 1月26日(日)22時00分〜23時00分枠で放映。

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     三菱チームの詳細情報は、以下のホームページでご覧頂けます

           http://www.ralliart.co.jp
    http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/index_j.html

  また、ラリー中の写真が下記のホームページよりダウンロード可能です。
              ご利用ください。

http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/03dakar_j/photo/index.html

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           三菱自動車/ラリーアートi-news

 携帯電話(ドコモのi-mode)でパリ〜ダカールラリーニュースがご覧になれます。
  外出先からも三菱自動車/ラリーアートのパリダカ速報をお楽しみ下さい!

              携帯電話対応URL

       http://www.mitsubishi-motors.co.jp/DAKAR/i/

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お問い合わせは下記にお願いします。

(株)ラリーアート :須賀 Tel:03−5232−7682
2003/1/20 ラリーアートニュース03-001
www.ralliart.co.jp
                            RAI−03−001
                            2003年1月20日
                            株式会社ラリーアート
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□             三菱、パリダカ3連勝             □
□            パリダカ25周年大会で勝利            □
□         「チームENEOS三菱ラリーアート」         □
□       増岡浩2連覇達成!三菱車1,2,3,4位独占       □
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               最終総合成績

順位 ドライバー       車両(カッコ内は部門)  タイム

 1 増岡 浩        三菱パジェロエボリューション(2)
                            49時間08分52秒
 2 J−P・フォントネ   三菱パジェロ(2)     1時間52分12秒
 3 S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション(2)2時間16分28秒
 4 C・スーザ       三菱ストラーダ(2)    2時間27分47秒
 5 G・ドゥビリエ     日産ピックアップ(2)   2時間45分55秒
 6 S・アンラール     VW・ターレック(2)   3時間42分15秒
 7 A・バタネン      日産ピックアップ(2)   4時間25分59秒
 8 J・クラインシュミット VW・ターレック(2)   8時間16分56秒
 9 L・アルファン     BMW・X5(2)     8時間56分06秒
10 J−L・モンテルド   三菱パジェロ(2)     9時間08分19秒
11 T・ドゥラベルニュ   日産ピックアップ(2)  10時間19分46秒
12 C・チンセウ      プロトラック(2)    10時間41分39秒
13 K・コルベルグ     三菱パジェロ(2)    11時間11分05秒
14 E・ヴィゴウル    シボレー・プロトラック(2)11時間23分53秒
15 M・ビアシオン     三菱パジェロ(2)    11時間49分00秒
16 J−P・ストルゴ    メルセデスML430(1)12時間34分20秒
22 浅賀 敏則     トヨタ・ランドクルーザー(1)18時間22分09秒
45 尾上 茂        スズキ・エスクード(2) 35時間59分23秒

 1位のタイムは第2レグSS2からのSS合計所要時間とペナルティーの合計、
 2位以下のタイムはトップとの差
 (1)=プロダクション部門、(2)スーパープロダクション部門

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■03年パリダカ、マルセイユをスタート

 2003年ダカールラリー(正式名称テレフォニカ・ダカール2003/通称パリ
ダカ)は2003年1月1日(水)に2輪162台、4輪130台、トラック51台、
合計343台が、フランス南部のマルセイユで華々しくスタートを切った。今年のパ
リダカはパリもダカールも通らない、寒く冷たい北東サハラが舞台となった。三菱か
らは昨年のパリダカの覇者「チームENEOS三菱ラリーアート」の増岡浩(三菱パ
ジェロエボリューション)。バイクでパリダカ6度の優勝経験があるステファン・ペ
テランセル(フランス、三菱パジェロエボリューション)。98年パリダカチャンピ
オンのジャンピエール・フォントネ(フランス、三菱パジェロ)。88、89年のW
RCチャンピオン、ミキ・ビアシオン(三菱パジェロ)の4人が出場。今回は新たに
ワークスチームを立ち上げた日産をはじめ、フォルクスワーゲン、シュレッサー・フ
ォードなど強力なライバルもそろい、19日間の激戦がスタートした。
 序盤はフランス、スペインを走るヨーロッパステージ。後に控えるアフリカでの長
い戦いへ向けてウォーミングアップの走り、他チームの様子をうかがう場でもある。
2日(木)の第2レグ、フランスで迎えた最初のSSでペテランセルがいきなりSS
トップタイムで総合首位に出た。増岡3位、ビアシオン6位、フォントネ9位。三菱
ストラーダのカルロス・スーザ(ポルトガル)が7位。翌日3日(金)第3レグでも
ペテランセルが総合首位、増岡は総合2位に浮上と最高の形でヨーロッパステージを
終え、3日夜スペインのバレンシアを出航、地中海船中2泊でアフリカでのスタート
地点となるチュニジアの首都チュニスに向かった。


■増岡、ペテランセル サイドバイサイドのデッドヒート

 1月5日(日)チュニスで迎えた第4レグがアフリカ最初の舞台。ここでもペテラ
ンセルが速さを発揮しSSトップタイムを獲得、総合首位をキープした。増岡はアフ
リカ出だしの第4レグではSS7位タイムで総合3位後退と遅れを取ったが、次の1
月6日(月)、いよいよ砂漠の走行が始まった第5レグで今大会初のSSベストタイ
ムを出し、ペテランセルを逆転。総合首位に立った。1月7日(火)の第6レグでは
チュニジアを出てリビア入り。ここでペテランセルがSSトップ、再び増岡を逆転し
総合首位。フォントネは柔らかい砂地でスタック、序盤のこのトラブルで総合12位
まで後退してしまった。
 6日に再度トップに立ってからペテランセルは快進撃を始めた。しかし増岡も負け
てはいない。SSでは連日車を寄せてサイドバイサイドの競り合い、デッドヒートを
繰り返した。8日(水)の第7レグでは増岡がミスコースでタイムロスし、ペテラン
セルとの差が12分21秒に広がる。その翌9日(木)第8レグでは増岡が再びSS
トップタイム、ペテランセルが途中パンク、2人の差が6分39秒まで縮まる。


■篠塚建次郎、第6レグでクラッシュ・リタイア

 この日、衝撃の事故もあった。日産ピックアップの篠塚建次郎は8日第7レグまで
トップのペテランセルから51分20秒差の総合3位につけていたが、9日の第8レ
グのSS後半の難所、エルグ大砂丘付近でクラッシュ、ヘリコプターでビバークへ緊
急搬送された後、チュニスに飛行機で運ばれた。篠塚はチュニスから転院したフラン
ス・パリの病院で右顔面の切り傷と陥没骨折のほか、左手親指骨折は全治6週間、右
足甲骨折は3か所で全治4週間と診断された。
 10日(金)第9レグは、増岡が痛恨の6回パンク。ペテランセルとの差が一気に
16分52秒に広がってしまった。この時点で総合3位のドメビウスは首位のペテラ
ンセルから1時間9分50秒遅れで、ラリーはすでにペテランセル対増岡のマッチレ
ースの様相となってきた。この時点での4位はユタ・クラインシュミット(ドイツ、
フォルクスワーゲン・ターレック)、総合5位がスーザ(ポルトガル)。
 前半の大詰め、11日(土)第10レグでは増岡がSSトップタイム、ペテランセ
ルとの差を14分06秒差にまで縮めた。序盤の砂地スタックで遅れを喫していたフ
ォントネは連日ジワジワと順位を上げ、ここで総合5位に上がってきた。ビアシオン
も総合6位。ラリー前半最終日の12日(日)第11レグで増岡はやや遅れ、トップ
との差は16分32秒。しかし十分に射程圏内に置いて、13日(月)の休息日を迎
えた。
 

■多くのライバルが前半戦で優勝争いから脱落

 前半戦で脱落していったライバルも多い。6日第5レグでパリダカ名物であり99、
00年パリダカチャンピオンのジャンルイ・シュレッサー(フランス、シュレッサー
・フォード)がSSを68キロ走ったところで電気系のトラブルが発生、あっけなく
リタイア。同じ日にディエター・デピン(ドイツ、フォルクスワーゲン・ターレック
)がクラッシュでリタイア、ティエリー・ドゥラベルニュ(フランス、日産ピックア
ップ)とリュック・アルファン(フランス、BMW・X5)は衝突して大きくタイム
ロスした。8日には篠塚の事故に加え、アリ・バタネン(フィンランド、日産ピック
アップ)がメカトラブルと篠塚の救出で大きくタイムロス。いったん総合4位へまで
上がっていたユタ・クラインシュミット(ドイツ、フォルクスワーゲン・ターレック
)は12日第11レグでターボを破損、2時間以上遅れ、優勝戦線から滑り落ちてい
った。


■パリダカ後半戦、ペテランセルよもやのサス破損、増岡優勝に向け前進

 後半スタートの14日(水)第12レグのエジプト・シワのループステージでペテ
ランセルは増岡を引き離しにかかった。増岡はSSトップのペテランセルに7分46
秒遅れの2位で、総合での差が24分18秒に広がる。一方で、フォントネがSS3
位タイムを出しついに総合3位にアップ。ビアシオンも総合4位。総合5位にはスー
ザが上がり、ついにトップ5を三菱車が独占した。その後、15日(木)第13レグ、
16日(金)第14レグとほとんどノートラブルで走るペテランセルに対し、増岡は
パンクなどでタイムが伸びず、2台の差はわずかではあるが徐々に広がる。1月17
日(金)第15レグ終了時点では1位のペテランセルと2位の増岡には25分50秒
の差があった。ゴールまであとたったの2日。ペテランセルの初優勝をだれもが確信
していた。
 そしてラリーは衝撃の展開を迎える。最終日前日の18日(土)第16レグ。ここ
まででメカトラブルもなく、6日の第5レグで増岡に首位を奪われた以外はすべて総
合首位を守ってきたペテランセルが、ラジエーター故障に始まる乱れから焦りが生ま
れ、SSゴールまであと約50キロ地点でついに岩に激突。フロント左ホイールとサ
スペンションを壊してストップ。パリダカ4輪部門の初優勝目前にして総合3位に後
退した。変わって首位を奪回したのが増岡。ペテランセルのこの日のロスタイムは約
2時間30分で、優勝を決してあきらめずにペースを守った増岡の忍耐強い走りがつ
いに実ったのだった。


■増岡日本人初のパリダカV2

 最終日19日(日)、パリダカは最終・第17レグを行い最終ゴールを迎えた。増
岡は通算49時間8分52秒で、後続に1時間52分12秒もの大差をつけ念願の2
連覇を達成。バタネン、ラルティーグ、シュレッサーに次いで25年のパリダカ史上
4人目、日本人としては初の快挙を成し遂げた。三菱自動車としては1983年のパ
リダカ初参戦以来通算8度目の総合優勝となった。2位にフォントネ、3位はペテラ
ンセルが入り、三菱ラリーアートチームが表彰台を独占した。
 アマチュアドライバーを対象に設けられているアマチュア部門では三菱パジェロの
クレーベル・コルベルグ(ブラジル)が1位、コルベルグは総合でも13位と健闘。
またドイツ人女性ドライバーのアンドレア・メイヤー(三菱パジェロ)が総合21で
完走を果たした。出走343台のうち、完走できたのは2輪98台、4輪61台、カ
ミオン27台の合計186台。

 19日間で8576km(SS5257km)を走った今年のパリダカはまさに「
ゴールするまで何が起こるか分からない」という増岡の言葉を証明する大会となった。
シュレッサーの早期リタイア、篠塚の事故、順位を上げるたびに大きく滑り落ちるク
ラインシュミット、かつて鳴らした驚きの速さを変わらず証明したバタネン、才能あ
ふれるルーキー、ジニール・ドゥビリエ(日産ピックアップ/総合5位)の登場、ス
キーの英雄リュック・アルファン(BMW・X5/総合9位)の健闘など様々なドラ
マがあった。ひしめくライバルを置いて総合首位を保ち続けたペテランセルは、中盤
に勝利を意識し始め「ヒロシより私のほうが勝ち方を知っている」と2輪で6回優勝
した自信のほどを見せていたが、終わってみれば本当に勝ち方を知っていたのは増岡
の方だった。4輪でこれまで15回パリダカに参戦し、長く下積みで走りを続け、2
001年には手に届いていた初優勝を寸前で逃す悔しさに耐え、参戦15回目の20
02年は万全を期して優勝した。そして16回目となった今年は迫り来る増岡にペー
スを乱したペテランセルがついにクラッシュ。ペテランセルにいったん30分近く離
されながらも、投げやりになることなく粘りの走行を続けた増岡に、勝利の女神がほ
ほえんだ。


■三菱パジェロ、増岡浩さらなる勝利へ

 今大会は三菱パジェロエボリューションが別次元の圧倒的な強さだった。GPS禁
止ステージが2回、マラソンステージは1カ所。砂漠と砂丘が中心のコースだったが、
三菱パジェロエボリューションは砂丘楽々と駆け上がるパワーを持ちながら、軽快な
スピードがあり、新世代のオフロードラリーカーの登場を実感させた。三菱パジェロ
エボリューションは次の開発に入る。完全にエースの貫禄を身につけた増岡もまた、
さらなる勝利へと向かう。


■“笑顔の勝利”増岡 浩

 紅海を望む椰子の並木が続くリゾート地。澄んだ空。赤い三菱パジェロエボリュー
ションの上に増岡とコ・ドライバーのシュルツが立ち上がった。2連勝の増岡は大き
く手を挙げ、人々に喜びの挨拶を送った。「勝てました。チームの仲間や、スポンサ
ーの方々、三菱自動車のみなさん、それに多くのファンの人たちに後押しされてシャ
ルムエルシェイクまで走って来られました。本当にありがとうございます」。
 昨年、ダカールの表彰台の上では、涙で言葉が途切れがちだったが、今日は晴れや
かな表情だ。シャンペンを振りまき、ASOのユベール・オリオールに祝福され、日
本、ドイツ、フランスからやって来たスポンサーや三菱関係者の握手責めにあった。
「今年はラリー半ばのシワ(13日)以降、ずっと我慢の走りでした。同じチームで
ペテランセルと競り合いが続き、それが行き過ぎると同士討ちみたいになります。2
位確保は私のプロ・ドライバーとしての仕事でした。しかし、ラリーは何があるか分
からない、それを自分の体で知っています。勝てるチャンスのある範囲でじっと我慢、
我慢の後半でした」。
 1月18日(土)、25分差で最後のロングSS。ペテランセルに予期しないラジ
ェーターの水漏れが発生。修復に20分を使ったことで、優勝確実と見られた、2輪
6勝のベテランの心に混乱が生まれた。「レースを失うかと思った。アクセル全開で
走った」とペテランセル。それがクラッシュ、そして大幅なタイムロスとなって、大
逆転につながった。「もし私が諦めて、1時間以上も遅れていたら、ペテランセルも
スパートせずに落ち着いていられたでしょう。我慢、忍耐の1週間が生きました」。
2年前ジャンルイ・シュレッサー(フランス)にかき回され、勝てた勝負を失った増
岡は、相手こそ違うが“貸し”を返してもらったことにもなる。
 「ペテランセルも“2年前のツケを取り戻したな”と昨夜言っていました。彼とは
良きライバル、いい関係です」。日本の家族には既に電話した。昨年の涙の優勝から
今年は笑顔の勝利。増岡は強さ、逞しさを増して、さらなる勝利へと向かう。

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■増岡浩パリダカ戦績

年度    参加クラス         参加車両      リザルト

1987年 プロトタイプ        三菱パジェロ    総合29位

1988年 プロトタイプ        三菱パジェロ    リタイア

1989年 欠場 
 
1990年 市販車改造(T2)     三菱パジェロ    総合10位
                             (クラス優勝)
1991年 市販車改造(T2)     三菱パジェロ    総合96位

1992年 プロトタイプ(T3)    三菱パジェロ    総合20位

1993年 市販車改造(T2)     三菱パジェロ    リタイア

1994年 市販車改造(T2)     三菱パジェロ    総合4位
                             (クラス優勝)
1995年 市販車改造(T2)     三菱パジェロ    総合10位
                             (クラス2位)
1996年 プロトタイプ(T3)    三菱RVR     総合6位
                             (クラス6位)
1997年 市販車改造(T2)     三菱チャレンジャー 総合4位
                             (クラス4位)
1998年 市販車改造(T2)     三菱チャレンジャー 総合4位
                             (クラス4位)
1999年 プロトタイプ(T3)    三菱チャレンジャー 総合6位
                             (クラス4位)
2000年 市販車改造(T2)     三菱チャレンジャー 総合6位
                             (クラス3位)
2001年 市販車改造(T2)     三菱パジェロ    総合2位
                             (クラス2位)
2002年 スーパープロダクション(2)三菱パジェロ    総合優勝

2003年スーパープロダクション(2)三菱パジェロエボリューション 総合優勝

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■2003年ダカールラリー 三菱ラリーアートチーム成績
 総走行距離8,576キロ/SS距離5,257キロ

・1月1日 第1レグ
 マルセイユ(フランス)〜ナルボンヌ(フランス)  

 増岡 浩      SS3位

 S・ペテランセル  SS2位

 J−P・フォントネ SS6位

 M・ビアシオン   SS4位


・1月2日 第2レグ
 ナルボンヌ(フランス)〜カステリヨン(スペイン)

 増岡 浩      SS3位
           総合3位

 S・ペテランセル  SS1位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS9位
           総合9位

 M・ビアシオン   SS6位
           総合6位


・1月3日 第3レグ
 カステリヨン(スペイン)〜バレンシア(スペイン)

 増岡 浩      SS1位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS2位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS10位
           総合9位

 M・ビアシオン   SS5位
           総合4位


・1月4日 移動日
 バレンシア(スペイン)〜チュニス(チュニジア)/船


・1月5日 第4レグ
 チュニス(チュニジア)〜トズール(チュニジア)

 増岡 浩      SS7位
           総合3位

 S・ペテランセル  SS1位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS6位
           総合8位

 M・ビアシオン   SS8位
           総合6位


・1月6日 第5レグ
 トズール(チュニジア)〜エルボルマ(チュニジア)

 増岡 浩      SS1位
           総合1位

 S・ペテランセル  SS2位
           総合2位

 J−P・フォントネ SS8位
           総合7位

 M・ビアシオン   SS5位
           総合5位


・1月7日 第6レグ
 エルボルマ(チュニジア)〜ガーダメス(リビア)

 増岡 浩      SS2位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS1位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS22位
           総合12位

 M・ビアシオン   SS6位
           総合5位


・1月8日 第7レグ
 ガーダメス(リビア)〜ガート(リビア)

 増岡 浩      SS2位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS1位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS6位
           総合11位

 M・ビアシオン   SS11位
           総合7位


・1月9日 第8レグ
 ガート(リビア)〜サバ(リビア)

 増岡 浩      SS1位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS2位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS3位
           総合9位

 M・ビアシオン   SS11位
           総合8位


・1月10日 第9レグ
 サバ(リビア)〜ジッラ(リビア)

 増岡 浩      SS8位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS3位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS2位
           総合6位

 M・ビアシオン   SS7位
           総合7位


・1月11日 第10レグ
 ジッラ(リビア)〜サリール(リビア)

 増岡 浩      SS1位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS2位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS3位
           総合5位

 M・ビアシオン   SS4位
           総合6位


・1月12日 第11レグ
 サリール(リビア)〜シワ(エジプト)

 増岡 浩      SS3位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS1位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS6位
           総合4位

 M・ビアシオン   SS9位
           総合5位

・1月13日 休息日
 シワ(エジプト)

・1月14日 第12レグ
 シワ(エジプト)〜シワ(エジプト)
 
 増岡 浩      SS2位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS1位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS3位
           総合3位

 M・ビアシオン   SS4位
           総合4位
           
・1月15日 第13レグ
 シワ(エジプト)〜ダハラ(エジプト)
 
 増岡 浩      SS6位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS5位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS8位
           総合3位

 M・ビアシオン   SS7位
           総合4位
           
・1月16日 第14レグ
 ダハラ(エジプト)〜ルクソール(エジプト)
 
 増岡 浩      SS7位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS6位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS2位
           総合3位

 M・ビアシオン   SS5位
           総合4位

・1月17日 第15レグ
 ルクソール(エジプト)〜アブリシュ(エジプト)
 
 増岡 浩      SS5位
           総合2位

 S・ペテランセル  SS6位
           総合1位

 J−P・フォントネ SS4位
           総合3位

 M・ビアシオン   SS2位
           総合4位

・1月18日 第16レグ
 アブリシュ(エジプト)〜シャルムエルシェイク(エジプト)
 
 増岡 浩      SS5位
           総合1位

 S・ペテランセル  SS41位
           総合3位

 J−P・フォントネ SS2位
           総合2位

 M・ビアシオン   SS56位
           総合15位

・1月19日 第17レグ
 シャルムエルシェイク(エジプト)〜シャルムエルシェイク(エジプト)
 
 増岡 浩      SS35位
           総合1位

 S・ペテランセル  SS10位
           総合3位

 J−P・フォントネ SS2位
           総合2位

 M・ビアシオン   SS4位
           総合15位
           
※第1レグSS1のタイムは第2レグ以降の総合タイムに含まれません

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写真付きのレポートが下記のアドレスでご覧いただけます。
http://www.ralliart.co.jp/03news/rai-03-001.html

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 ◆本件に関するお問い合わせ先
  株式会社ラリーアート 担当:須賀
  TEL.(03)5232−7682
2003/1/20
三菱自動車/ラリーアート・パリダカ速報:
最終・第17レグレポートをご送付いたします。

・三菱自動車/ラリーアート・インターネット速報
 (以下のホームページでご覧になれます)
 http://www.mitsubishi-motors.co.jp/DAKAR/

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             ◆パリダカ動画配信中!!◆

       増岡選手のパジェロエボリューションの激走シーンや
     キャンプ風景などアフリカからの最新映像を随時お届けします

       http://www.mitsubishi-motors.co.jp/DAKAR/index.html

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ┃1月20日月曜日に、栄光のパリダカゴールシーンの動画を掲載致します┃
  ┃             ご期待下さい!             ┃
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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          ◆増岡選手音声メッセージ配信中!!◆

       パリダカの現場から増岡選手の生の声をお届けします!

    http://web1.mitsubishi-motors.co.jp/DAKAR/masuoka/index.html

         ※再生にはWindows Media Playerが必要です

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             2003年ダカールラリー
            [最終・第17レグレポート]
              1月20日(月)発行

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          1月19日(日)第17レグ・SS17
   シャルムエルシェイク(エジプト))〜シャルムエルシェイク(エジプト)
   リエゾン13キロ〜SS34キロ〜リエゾン9キロ/総走行距離56キロ


              三菱、パリダカ3連勝!
             パリダカ25周年大会で勝利
  「チームENEOS三菱ラリーアート」 三菱パジェロエボリューション
               増岡浩、2連覇達成!
             三菱車1,2,3,4位独占


          最終総合成績(第17レグ終了時・暫定)

順位 ドライバー       車両(カッコ内は部門)  タイム

 1 増岡 浩        三菱パジェロエボリューション(2)
                            49時間08分52秒
 2 J−P・フォントネ   三菱パジェロ(2)     1時間52分12秒
 3 S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション(2)2時間16分28秒
  
 4 C・スーザ       三菱ストラーダ(2)    2時間27分47秒
 5 G・ドゥビリエ     日産ピックアップ(2)   2時間45分55秒
 6 S・アンラール     VW・ターレック(2)   3時間42分15秒
 7 A・バタネン      日産ピックアップ(2)   4時間25分59秒
 8 J・クラインシュミット VW・ターレック(2)   8時間16分56秒
 9 L・アルファン     BMW・X5(2)     8時間56分06秒
10 J−L・モンテルド   三菱パジェロ(2)     9時間08分19秒
11 T・ドゥラベルニュ   日産ピックアップ(2)  10時間19分46秒
12 C・チンセウ      プロトラック(2)    10時間41分39秒
13 K・コルベルグ     三菱パジェロ(2)    11時間11分05秒
14 E・ヴィゴウル    シボレー・プロトラック(2)11時間23分53秒
15 M・ビアシオン     三菱パジェロ(2)    11時間49分00秒
16 J−P・ストルゴ    メルセデスML430(1)12時間34分20秒
22 浅賀 敏則     トヨタ・ランドクルーザー(1)18時間22分09秒
45 尾上 茂        スズキ・エスクード(2) 35時間59分23秒

 日本時間19日午後6時入電
 1位のタイムは第2レグSS2からのSS合計所要時間とペナルティーの合計、
 2位以下のタイムはトップとの差
 (1)=プロダクション部門、(2)スーパープロダクション部門


             第17レグSS成績(暫定)

 順位 ドライバー      車両(カッコ内は部門)      タイム

  1 A・バタネン     日産ピックアップ(2)      16分32秒
  2 L・アルファン    BMW・X5(2)         1分16秒
  3 J・クラインシュミットVW・ターレック(2)       1分19秒
  4 M・ビアシオン    三菱パジェロ(2)         1分24秒
  5 S・アンラール    VW・ターレック(2)       1分48秒
  6 T・ドゥラベルニュ  日産ピックアップ(2)       2分14秒
  7 C・スーザ      三菱ストラーダ(2)        2分17秒
  8 J−L・モンテルド  三菱パジェロ(2)         4分07秒
  9 C・チンセウ     プロトラック(2)         4分07秒
 10 S・ペテランセル   三菱パジェロエボリューション(2) 4分15秒
 27 J−P・フォントネ  三菱パジェロ(2)         6分14秒
 29 浅賀 敏則      トヨタ・ランドクルーザー(1)   6分20秒
 35 増岡 浩       三菱パジェロエボリューション(2) 8分12秒
 44 尾上 茂       スズキ・エスクード(2)      9分53秒
 

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■増岡、日本人初のパリダカ2連覇達成

 1月1日(水)にフランス・マルセイユをスタート、19日間およそ8600キロ
にわたって闘いが繰り広げられた2003年ダカールラリー(正式名称テレフォニカ
・ダカール2003/通称パリダカ)は1月19日(日)大会最終・第17レグの周
回コースをエジプトのシャルムエルシェイクで行い、ゴールした。総合優勝は「チー
ムENEOS三菱ラリーアート」、三菱パジェロエボリューションの増岡浩。SS合
計5257キロを通算49時間8分52秒で走り、2連覇を達成した。増岡のパリダ
カV2は、バタネン、ラルティーグ、シュレッサーに次いで25年のパリダカ史上4
人目。日本人としては初の快挙。三菱自動車としては1983年パリダカ初参戦以来
通算8度目の総合優勝となった。総合2位は1時間52分12秒差でジャンピエール
・フォントネ(フランス、三菱パジェロ)、3位はステファン・ペテランセル(フラ
ンス、三菱パジェロエボリューション)と、総合4位に三菱ストラーダのカルロス・
スーザ(ポルトガル)が入り、三菱勢が上位を独占した。前日まで総合3位にいた8
8、89年WRCチャンピオンのミキ・ビアシオン(イタリア、三菱パジェロ)はゴ
ール目前1月18日(土)の第16レグで、ギアボックスを破損、コントロールゾー
ンでの修理を余儀なくされ10時間のペナルティーを受け、惜しくも総合15位とな
った。


■激戦区パリダカ、バタネン、シュレッサー、クラインシュミットら
 優勝経験ドライバーが勢ぞろい

 今大会の注目は日産のワークス参戦。ドライバーはパリダカ4度の優勝(87、8
9、90、91年)を誇るアリ・バタネン(フィンランド)、97年優勝のベテラン
篠塚建次郎ら4台の日産ピックアップを擁して必勝体制。フォルクスワーゲンからは
04年本格参戦を見据えて女性唯一のパリダカ優勝(01年)ドライバー、ユタ・ク
ラインシュミット(ドイツ)がバギー、ターレックで参加。そして増岡の宿敵99、
00年連覇のシュレッサー。BMWも将来のワークス参戦を視野にいれて、高級SU
VのBMW・X5で参加と、今大会はビッグネームが揃う近年稀に見る激戦区のパリ
ダカだった。しかし、序盤戦は白熱した攻防を繰り広げていたライバルチームだった
が、シュレッサーが1月7日(火)に電気系統のトラブルで戦列を離れ、1月9日(
木)には篠塚(日産ピックアップ)が砂丘でクラッシュしてリタイア。バタネン、ク
ラインシュミットも序盤のマシントラブルで早々に優勝戦線から脱落。その中で、三
菱ラリーアートチームはパリダカ参戦20年のノウハウを生かして一丸となり、着実
にタイムを刻んでいった。


■増岡VSペテランセル、時速180キロサイドバイサイドの攻防

 増岡はラリー序盤から、チームメートのペテランセルとサイドバイサイドの激しい
攻防を展開し、1月6日(月)第5レグで総合の首位に立った。しかし翌7日にはペ
テランセルに首位を奪われた。一時は25分以上の差を付けられていたが、ゴール2
日前の1月18日(土)第16レグで、ペテランセルのサスペンション破損により首
位を奪回した。増岡は闘いを振り返って語る「優勝はとても嬉しい。今年は素晴らし
いラリーでした。チュニジアとリビアの高速ステージでは時速180キロオーバーで
走り続けるタフな毎日でした。予想どおり、チームメイトのペテランセルとの闘いに
なりましたが、彼との競争は刺激的でした。今回、彼から学んだことがたくさんあり
ます。そして彼の辛さはわかります。だからこそ、また彼とラリーで勝負をしたいと
思っています」。
 そして、増岡は、パリダカ初出場の三菱パジェロエボリューションについても語っ
た。「車の出来は素晴らしかった。 昨年から開発を初めて、昨年の8月にシェイク
ダウン、そして9月には2週間にわたりモロッコの砂丘でテスト。11月にUAEデ
ザートチャレンジで実戦テストを行い、ペテランセルが総合優勝。チームは一丸とな
って新しい車の開発に必死でした。まさに今回の優勝はチームワークの勝利です」。


■ブラジル、三菱パジェロのコルベルグがアマチュアトロフィーを獲得

 三菱ワークスチームの栄冠とともに、世界各国から出場した三菱プライベーターも
活躍を見せた(マルセイユをスタートした三菱車は26台、内、ゴールは14台)。
スペインのオフロードのチャンピオン、ホセルイス・モンテルド(三菱パジェロ)が
総合10位。ブラジルのクレーベル・コルベルグ(三菱パジェロ)が総合13位、ア
マチュアドライバーのカテゴリーでトロフィーを勝ちとった。「今年のパリダカは高
速ステージの多いラリーでした。特に大きなトラブルも問題もなく、パジェロはいい
仕事をしてくれました」。
 2輪から4輪に転向したドイツの女性ドライバー、アンドレア・メイヤーも三菱パ
ジェロで総合21位でゴールした。 メイヤーは「完走できて非常に嬉しいです。こ
のラリーで多くの事を学びました。どのようにすればトラブルを起こさないか、どの
ようなペースで運転するのか。2輪で出場していた時の経験を活かせました」と完走
の喜びを表した。


■「チームENEOS三菱ラリーアート」ジャンピエール・フォントネ 総合2位

「総合2位はとても嬉しい。1月17日(金)までペテランセルが完璧にドライビン
グをしていたので、彼のことが非常に残念です。でも、こういう事はパリダカではつ
きもの」


■「チームATS三菱ラリーアート」ステファン・ペテランセル 総合3位

「何でこんなことが起こったのか分からない。なぜ負けたのかも分からないよ。スポ
ーツだからね…。モチベーションを高めて戻ってくるよ。私に昨日起こったことは2
年前にヒロシにも起こっているんだ。来年は私の本当の姿を見せられると思う」


■「チームATS三菱ラリーアート」ミキ・ビアシオン 総合15位

「10時間のペナルティーについて考えると昨夜本当に眠れませんでした。過ぎたこ
とは仕方ないです。チームのためにはベストを尽くしました。チームメイトといい仕
事を出来たことを誇りに思ってます。パリダカは本当に想像以上にタフなラリーだっ
た。でも我々はゴールまで着いた。ミスもなかったし、事故もなかった。これが大事
なことです」


■カルロス・スーザ(三菱ストラーダ)総合4位

「総合4位という結果に満足している。パリダカはこれまで2度の5位の経験がある。
私の車はロッキーなテクニカルステージを得意としている、岩と石のステージで速く
走れるドライバーの1人と自負している」


■“笑顔の勝利”増岡浩のコメント

 紅海を望む椰子の並木が続くリゾート地。澄んだ空。赤い三菱パジェロエボリュー
ションの上に増岡とコ・ドライバーのシュルツが立ち上がった。2連勝の増岡は大き
く手を挙げ、人々に喜びの挨拶を送った。「勝てました。チームの仲間や、スポンサ
ーの方々、三菱自動車のみなさん、それに多くのファンの人たちに後押しされてシャ
ルムエルシェイクまで走って来られました。本当にありがとうございます」。
 昨年、ダカールの表彰台の上では、涙で言葉が途切れがちだったが、今日は晴れや
かな表情だ。シャンペンを振りまき、ASOのユベール・オリオールに祝福され、日
本、ドイツ、フランスからやって来たスポンサーや三菱関係者の握手責めにあった。
「今年はラリー半ばのシワ(13日)以降、ずっと我慢の走りでした。同じチームで
ペテランセルと競り合いが続き、それが行き過ぎると同士討ちみたいになります。2
位確保は私のプロ・ドライバーとしての仕事でした。しかし、ラリーは何があるか分
からない、それを自分の体で知っています。勝てるチャンスのある範囲でじっと我慢、
我慢の後半でした」。
1月18日(土)、25分差で最後のロングSS。ペテランセルに予期しないラジェ
ーターの水漏れが発生。修復に20分を使ったことで、優勝確実と見られた、2輪6
勝のベテランの心に混乱が生まれた。「レースを失うかと思った。アクセル全開で走
った」とペテランセル。それがクラッシュ、そして大幅なタイムロスとなって、大逆
転につながった。
 「もし私が諦めて、1時間以上も遅れていたら、ペテランセルもスパートせずに落
ち着いていられたでしょう。我慢、忍耐の1週間が生きました」。2年前ジャンルイ
・シュレッサー(フランス)にかき回され、勝てた勝負を失った増岡は、相手こそ違
うが“貸し”を返してもらったことにもなる。
 「ペテランセルも“2年前のツケを取り戻したな”と昨夜言っていました。彼とは
良きライバル、いい関係です」。日本の家族には既に電話した。昨年の涙の優勝から
今年は笑顔の勝利。増岡は強さ、逞しさを増して、さらなる勝利へと向かう。

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■テレビ放映予定


◇テレビ東京(全国6局ネット※)
 ※TV東京、TV北海道、TV愛知、TV大阪、TVせとうち、TVQ九州放送

・スポーツニュース「激スポ!」「スポパラ」
 1月20日(月)23時50分〜24時04分枠で放映。
 1月25日(土)23時40分〜24時00分枠で放映。

・「パリダカ総集編(仮)」
 1月26日(日)16時50分〜17時15分


◇日本テレビ

・「スポーツマックス」
 1月20日(月)23時台で放映(12分間)

・「ニュースプラスワン」
 1月21日(火)18時40分〜スポーツコーナーで放映(約4分)


◇テレビ朝日

・「ニュースステーション」
 1月20日(月)22時45分前後


        ◆番組は予告なく変更される場合があります◆

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2003年ダカールラリー公式サイト
http://www.dakar.com/

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     三菱チームの詳細情報は、以下のホームページでご覧頂けます

           http://www.ralliart.co.jp
    http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/index_j.html

  また、ラリー中の写真が下記のホームページよりダウンロード可能です。
              ご利用ください。

http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/03dakar_j/photo/index.html

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           三菱自動車/ラリーアートi-news

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  外出先からも三菱自動車/ラリーアートのパリダカ速報をお楽しみ下さい!

              携帯電話対応URL

       http://www.mitsubishi-motors.co.jp/DAKAR/i/

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