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2002/3/17 | ラリーアートニュース03-014 |
www.ralliart.co.jp RAI−03−014 2003年3月17日 株式会社ラリーアート ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■ □ □ □ 2003年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ第1戦 □ □ イタリアン・バハ2003 □ □ 三菱ディーラーチームの増岡浩 総合優勝 □ □ 三菱ディーラーメカニック 3日間の奮闘が実を結ぶ □ □ □ ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■ <結 果> 順位 ドライバー 車両(カッコ内は部門) タイム 1 増岡 浩 三菱パジェロエボリューション(T2) 6時間29分46秒 2 S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション(T2)2分52秒 3 C・スーザ 三菱ストラーダ(T2) 17分57秒 4 S・アンラール VW・ターレック(T2) 50分04秒 5 J−L・モンテルド 三菱パジェロ(T2) 1時間03分58秒 6 L・コモルニッキ 三菱パジェロ(T2) 1時間05分03秒 7 J・クラインシュミット VW・ターレック(T2) 1時間07分42秒 8 F・カンポス トヨタ・ランドクルーザー(T2)1時間08分07秒 9 H・オリヴェイラ 日産パトロール(T2) 1時間10分16秒 10 D・ホウジアックス 日産ナバラ(T2) 1時間14分52秒 21 F・グリゴレット 三菱パジェロ(T1・1位) 2時間00分57秒 2位以下のタイムはトップとの差 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <開催概要> 1.開催日: 3月14日(金)〜3月16日(日) 2.開催場所: イタリア、ヴィヴァロ 全行程:741.80km (SS5カ所総距離615km) 3.参加台数: 86台 (三菱車30台) T1(プロダクション部門):17台(三菱車10台) T2(スーパープロダクション部門):69台(三菱車20台) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 2003年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ初戦のイタリアン・バ ハ2003が、3月14日(金)から16日(日)にかけて、イタリア、ベニス北東 のヴィヴァロを中心に全行程741.8km、うちSS(競技区間)615kmに渡 って開催された。全国の三菱自動車販売会社の強力な支援を受け、「三菱ディーラー チーム」として三菱パジェロエボリューションで出場した増岡浩が総合優勝。2位に 同チームのステファン・ペテランセル(フランス、三菱パジェロエボリューション)、 3位にポルトガルのカルロス・スーザ(三菱ストラーダ)が入り、三菱車が1〜3位 を独占した。 また、全国の三菱自動車販売会社から選ばれ、フランス人メカニックとともに「三 菱ディーラーチーム」のサポートにあたった5名のディーラーメカニックも、3日間 に渡る実戦の中での奮闘を終え、17日(月)帰国の途についた。成田には18日( 火)午後到着予定。 イタリアン・バハの舞台はイタリア・アルプスを背景にしたメデューナ川の広大な 扇状地。河川敷独特の、石ころが転がる荒れたオフロード路面での戦いとなった。パ リダカに比べ距離も期間も短いイタリアン・バハでは、わずかなミスやトラブルが取 り返しのつかない大差に繋がる。サービスで点検、応急修理を担当するメカニックに とっても気の抜けないラリーだ。 14日(金)、約8kmのプロローグランで幕をあけたイタリアン・バハは、始め から増岡、ペテランセルの一騎打ちとなった。プロローグランは1秒の僅差で増岡が 勝利。翌15日(土)の第1レグでは、増岡が痛恨のミスコースを犯し、4分27秒 差でペテランセルが制した。この時点で3位スーザとペテランセルの差は13分半。 4位とは実に40分以上の大差となった。またBMW・X5のグレゴアール・ドメビ ウス(ベルギー)、リュック・アルファン(フランス)、日産ピックアップのカリフ ァ・アルムタイウェイ(UAE)など有力選手がこの第1レグでリタイア。フォルク スワーゲン・ターレックのユタ・クラインシュミット(ドイツ)も、コントロールポ イント不通過でペナルティーを受け、上位争いから姿を消すなど、波乱に満ちた展開 となった。 最終日の第2レグは、増岡にとって、致命的とも言える4分半のタイム差を負って のスタートとなった。誰もがペテランセルの勝利を確信していたが、第2レグ最終の SS5、ゴール目前のところでペテランセルのステアリングにトラブルが発生。増岡 が03年パリダカに続き逆転勝利を獲得した。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■三菱ディーラーチーム増岡浩コメント 「どこまで車を走らせるかが、こういうラリーでは重要です。壊さずにキチンとゴー ルして、いい結果が生まれます。昨日も今日も、まだ私自身には余裕がありました。 しかし、もっと速く走ると今度は車にダメージが来ます。ミスコースからペテランセ ルに先行されましたが、2台はほとんど同じ速度です。我慢の走りが生きました」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■三菱ディーラーメカニックコメント 全国の三菱自動車販売会社から選出され、3日間にわたり、クロスカントリーラリ ー・サービスのプロフェッショナルである三菱のフランス人メカニックらとともに、 三菱ディーラーチームのサポートにあたった5人の三菱ディーラーメカニック。ラリ ーという極限の闘いの中で秒を争う勝負の世界は人材を磨く場としても重要な効果を 持つ。厳しいプロの現場を体験した5人のメカニックたちはそれぞれ大きく成長。帰 国後は仕事への信頼性や確実性、モチベーション向上など、周囲にも良い影響を与え ることが派遣元の販社からも報告されている。人と技術の総合的な研鑽。ディーラー メカニック派遣の意義はそこにある。 ディーラーメカニックたちに今回のラリーに参加した感想を聞いた。 徳永 淳 (24歳) 福島三菱自動車販売株式会社 「販社では一年点検などベーシックな仕事が多かったのですが、ラリーメカニックと しての仕事も作業内容的にはさほど大きく変わことはありませんでした。ただし、決 められた時間内でできるだけ多くの部分に目を配り、チェックできるようになったと 思いました。1の仕事があったとしたら、同時に3〜4の事をやれるようになりまし た。お客様の車を扱う時でも、今まで以上にきめ細かい点検ができると思います。ま た、なにか仕事があったらそこだけに集中するのではなく、一歩下がってものを見る 目が養われたと思います。新しい自分を見つけることが出来ました」 佐久 安弘 (28歳) 南茨城三菱自動車販売株式会社 「普段やっている仕事とのギャップが大きいと感じました。ラリーは決められた時間 内でいかに効率的に作業をすすめるのかがポイントなのだなと痛感しました。普通、 ディーラーメカは1台の車に対して一人ですすめるものですが、ラリーは1台の車に 数人がむらがって作業します。チームワークが良ければ仕事は人数以上にはかどり、 効率的だと思いました。私は今までチームでの作業はそれほど得意ではなかったので すが、今回フランス人メカニックと何とかコミュニケーションをとりながら仕事をす すめられたので、大きな自信を持つことができました。このやり方を販社にも持ち込 んで、スピーディかつ正確に仕事をすすめたいと思います。とにかく、とても勉強に なり楽しむことが出来ました」 貝沼 和弘 (28歳) 東京三菱自動車販売株式会社 「ジャッキアップ、タイヤの交換、など自分が普段販社でやっている作業をしました。 しかし、どんな仕事でも仕事をもらえること自体が嬉しく感じ、その仕事の重要性を 改めて確認しました。気分的にはフレッシュマン時代に帰り、初々しい気分になれま した。販社に帰ったら今まで以上に意欲的に仕事に取り組めると思います。また、一 度作業にとりかかる前に客観的に全体を観察し、不具合などを見て探すという習慣が できました」 山本 真志 (27歳) 南大阪三菱自動車販売株式会社 「外した部品の洗浄、工具の管理、ハウスキーピングなど、整備のごくごく基本的な ところがキチンとしていたと思います。例えば、使った工具はその日のうちにクリー ニングして、きちんと工具箱に戻すことなど、ラリーの現場では毎回きちんとこれが 行われています。経験を積むにつれて少しづつ忘れていってしまう部分だと思います が、改めてその重要性を学びました。ただし、作業の技術的な部分では我々ディーラ ーメカニックは決して劣っているとは思いません。日本人メカニックは、環境にさえ 順応できれば質の高い仕事をできると思います。作業とは関係ありませんが、今回が 海外初体験で、全てのものが新鮮でした」 土肥 雅之 (23歳) 福山三菱自動車販売株式会社 「今回のラリーメカニックチャレンジは非常に有意義でした。何かが起こる前に、ト ラブルの原因となりえる個所を限られた時間内になるべく多く見つけることを学びま した。販社では点検項目が決まっていますが、お客様に対しては、なるべく迅速に整 備をしてお車をお返しするだけではなく、もう1歩踏み込んでチェックをしたいと感 じるようになりました。そういった意味ではレーシングマシンであろうと普通の車で あろうと変わりはありません。この経験は、今後の自分の仕事に多いに役立つだろう と思います。増岡選手が、自分の整備したマシンで優勝したことは最高の喜びです。 また、今回のチャレンジでは、見たもの、聞いたものその全てに対して素直に感動す ることができました」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 写真付きのレポートが下記のアドレスでご覧いただけます。 http://www.ralliart.co.jp/03news/rai-03-014.html ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆本件に関するお問い合わせ先 株式会社ラリーアート 担当:須賀 TEL.(03)5232−7682 |
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2002/3/17 | ラリーアートニュース03-013 |
www.ralliart.co.jp RAI−03−013 2003年3月17日 株式会社ラリーアート ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■ □ □ □ ’03全日本ジムカーナ選手権第1戦 □ □ 新規定下初戦のS3クラスで三菱ランサー齋藤和徳選手が初優勝! □ □ N4クラス三菱ランサーは宮嶋一人選手が3位入賞 □ □ □ ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■ <結 果> 〈N4クラス〉 順位 ドライバー 車両 タイム 1 西原 正樹 スバル・インプレッサ 1分25秒130 2 菱井 将文 スバル・インプレッサ 1分25秒501 3 宮嶋 一人 三菱ランサーエボリューション 1分25秒779 4 大槻 正 三菱ランサーエボリューション 1分26秒566 5 岡野 博史 三菱ランサーエボリューション 1分26秒544 6 佐藤 正義 三菱ランサーエボリューション 1分26秒577 〈S3クラス〉 順位 ドライバー 車両 タイム 1 齋藤 和徳 三菱ランサーエボリューション 1分24秒668 2 井上 賢二 三菱ランサーエボリューション 1分26秒433 3 大槻 正 三菱ランサーエボリューション 1分26秒566 4 佐藤 正義 スバル・インプレッサ 1分26秒577 5 荒木 昌 三菱ランサーエボリューション 1分26秒785 6 佐山 敏史 三菱ランサーエボリューション 1分26秒893 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <開催概要> 開催日: 3月16日(日) 開催場所: 栃木県芳賀郡茂木町「ツインリンクもてぎ北ショートコース」 参加台数: 116台(三菱車 29台) N1クラス(2WD、4WD、N車両 〜1000cc)9台 N2クラス(FF、N車両1001cc〜)18台 N3クラス(FR、N車両1001cc〜)25台 N4クラス(4WD、N車両1001cc〜)23台(三菱ランサー18台) S1クラス(2WD、4WD、S車両〜1600cc)10台 (三菱ミラージュ1台) S2クラス(2WD、S車両1601cc〜)12台 S3クラス(4WD、S車両1601cc〜)13台(三菱ランサー10台) Dクラス(自由改造、排気量区分なし)6台 ※ターボ付き車両は、本来の排気量の1.7倍によりクラス分けされる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ’03全日本ジムカーナ選手権第1戦「スーパージムカーナフェスティバルinも てぎ」が3月16日(日)に栃木県のツインリンクもてぎ北ショートコースで開催さ れた。 本年よりJAFの国内競技規則/車両規則が大幅に見直され、全日本ジムカーナ選 手権もクラス区分と各クラスの改造範囲が変更された。新クラス区分は、改造範囲の 狭いNクラス、一定の改造を認めたSクラス、従来同様改造範囲の広いDクラスの3 部門で構成。さらに排気量別にNクラスは4つ、Sクラスは3つのクラスに分かれる。 Nクラスの改造範囲は昨年までのA車両よりも大きく制限され、タイヤサイズのほか、 カタログ値を基準とする最低重量も新たに規定。クラッチ枚数変更不可となりツイン プレートが使えなくなるなどエンジン、サスペンション改造も厳しく限定されて、よ り市販車に近い状態で戦うことに。過給係数も1.4からSクラスと共通の1.7に 引き上げられた。Sクラスは基本的に従来のA/C車両の改造範囲に準ずるが、スリ ックタイヤが禁止されDクラス以外は全て溝付きSタイヤでの戦いに。2ヒートを通 じて4本の使用本数制限も全クラスで実施された。 新規定下の開幕戦には116台が参加。うち三菱車は29台を占めた。当日の天候 は晴れのち曇り。気温は低めだが、終日ドライコンディションで推移した。コースレ イアウトは、カートコースをベースにパイロンによる8の字ターンやインフィールド のテクニカル部分を組み入れたテクニカルな設定。N4クラスでは西原正樹選手(ス バル・インプレッサ)が1本目にトップタイムを記録。菱井将文選手(スバル・イン プレッサ)がこれに続く。’02年JAF関東ジムカーナ選手権A4クラスチャンピ オンの宮嶋一人選手は、2本目でタイムアップを果たすなど健闘し、3位入賞。新型 車両三菱ランサーエボリューションVIIIを駆った岡野博史選手は得意のテクニカ ルコースで安定した走りを披露して4位で続いた。 一方、S3クラスでは、地元栃木県出身の齋藤和徳選手(三菱ランサーエボリュー ション)が1本目で出したタイムを誰ひとり上まわることなく、全日本戦で初優勝。 これに2本目でタイムアップを果たした井上賢二選手(三菱ランサーエボリューショ ン)が続き、さらに大槻正選手(三菱ランサーエボリューション)も2本目の結果に より5位から3位に躍進して、三菱ランサーが初戦をワン・ツー・スリー・フィニッ シュで飾った。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ★第1戦終了時のシリーズポイント(全9戦中有効6戦) 〈N4クラス〉 順位 ドライバー 車 両 ポイント 1 西原 正樹 スバル・インプレッサ 20 2 菱井 将文 スバル・インプレッサ 15 3 宮嶋 一人 三菱ランサー 12 4 岡野 博史 三菱ランサー 10 5 茅野 成樹 三菱ランサー 8 6 川脇 一晃 三菱ランサー 6 7 古谷 哲也 三菱ランサー 4 8 江上 逸人 三菱ランサー 3 9 掛札 雄一 スバル・インプレッサ 2 10 喜勢 竜一 スバル・インプレッサ 1 〈S3クラス〉 順位 ドライバー 車 両 ポイント 1 齋藤 和徳 三菱ランサー 20 2 井上 賢二 三菱ランサー 15 3 大槻 正 三菱ランサー 12 4 佐藤 正義 スバル・インプレッサ 10 5 荒木 昌 三菱ランサー 8 6 佐山 敏史 三菱ランサー 6 7 田中 宏幸 三菱ランサー 4 8 桃井 守 三菱ランサー 3 9 谷津 伸樹 三菱ランサー 2 10 芦名 政幸 三菱ランサー 1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 写真付きのレポートが下記のアドレスでご覧いただけます。 http://www.ralliart.co.jp/03news/rai-03-013.html ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆本件に関するお問い合わせ先 株式会社ラリーアート 担当:須賀 TEL.(03)5232−7682 |
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2002/3/17 | |
三菱自動車/ラリーアート・イタリアン・バハ2003速報: 最終・第2レグレポートをご送付いたします。 ・三菱自動車/ラリーアート・インターネット速報 (以下のホームページでご覧になれます) http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/03ccr_j/index.html ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ イタリアン・バハ2003 [最終・第2レグレポート] 3月17日(月)発行 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「三菱ディーラーチーム」ワンツーフィニッシュ! 増岡浩(三菱パジェロエボリューション)逆転優勝を飾る! 5人の三菱ディーラーメカニックも勝利に貢献 3月16日(日)最終・第2レグ SS2カ所210キロ/総走行距離335.8キロ 最終総合成績 順位 ドライバー 車両(カッコ内は部門) タイム 1 増岡 浩 三菱パジェロエボリューション(T2) 6時間29分46秒 2 S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション(T2)2分52秒 3 C・スーザ 三菱ストラーダ(T2) 17分57秒 4 S・アンラール VW・ターレック(T2) 50分04秒 5 J−L・モンテルド 三菱パジェロ(T2) 1時間03分58秒 6 L・コモルニッキ 三菱パジェロ(T2) 1時間05分03秒 7 J・クラインシュミット VW・ターレック(T2) 1時間07分42秒 8 F・カンポス トヨタ・ランドクルーザー(T2)1時間08分07秒 9 H・オリヴェイラ 日産パトロール(T2) 1時間10分16秒 10 D・ホウジアックス 日産ナバラ(T2) 1時間14分52秒 21 F・グリゴレット 三菱パジェロ(T1・1位) 2時間00分57秒 日本時間17日午前6時入電 1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計、 2位以下のタイムはトップとの差 プロローグステージの結果は総合成績に含まれない (T1)=プロダクション部門、(T2)スーパープロダクション部門 2003年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップシリーズ第1戦のイタ リアン・バハ2003は16日(日)トリエステにゴール。全国の三菱自動車販売会 社の強力な支援で、「三菱ディーラーチーム」として参戦した増岡浩(三菱パジェロ エボリューション)が、最終のSS5でステアリングトラブルを起こしたペテランセ ルを逆転。2日間のSS合計615キロを6時間29分46秒で走り、このラリー初 参加にして初優勝。2位は2分52秒差でステファン・ペテランセル、3位はカルロ ス・スーザ(ポルトガル、三菱ストラーダ)で、三菱車がトップ3を独占した。4位 にはフォルクスワーゲン・ターレックのステファン・アンラール(フランス)。 増岡は15日(土)第1レグのミスコースで遅れたが、常に射程範囲にペテランセ ルを置き、車をいたわりながら忍耐強く追走。ペテランセルのトラブルを誘う03年 ダカールラリー(パリダカ)を再現したような鮮やかな逆転勝利だった。11回を数 えるイタリアン・バハで、三菱車の勝利は01年と99年に次いで3度目。 ■増岡浩、04年パリダカに向けて好発進 約2キロを超す長いストレートと緩やかな高速コーナーを、ペテランセルと増岡は 猛然と突っ走った。最終SSの残り20キロ地点で2人の差は、増岡が約20秒ほど 詰めていた。しかし、依然として総合では4分を上回る開きで、ペテランセルの勝利 はほぼ決まった感じだった。 ペテランセルが来た。次いで増岡。拳大の石をバラバラと砲弾のように後ろに飛ば しながら高速コーナーを軽いドリフトで抜けていく。さりげない走りだが速度はギャ プの激しい路面で150キロにもなろうか。車の姿はたちまちホコリの渦に消える。 パリダカで競い合った2人は、2カ月後にもやはり、逃れられないライバルだった。 第2レグの最初、SS4で増岡はペテランセルを5秒引き離すトップタイムを出し て「フルアタックで行くぞ」の意思表示。パリダカの終了2日前のスタートで、エン ジンを空吹かしし、一気にダッシュして“勝つ意欲”をペテランセルに示したのと同 じパターンだった。総合では4分32秒遅れていたが、このタイム差は2人が普通に 走ったなら、埋まりようもない。同じような力。ミスやトラブルを招いた方が負けな のだ。 ほとんど変わらない2人の速度だから、増岡車が第1レグのSS1で冒したミスコ ースのツケはそのままタイム差となっていた。残り20キロ地点に立っていて、ペテ ランセルの勝利は確実と思われた。 ところが、SSのゴール地点で最初にチェッカーを受けたのは、206号車。遠く から砂埃の尾を引いて走ってくる増岡車を見て、主催者の場内放送も「ペテランセル がゴールへ向かって来た」と間違うほどだった。しかし、チェッカーを受けたのは紛 れもなく206号車で増岡が運転していた。201号車のペテランセルが来ない!パ リダカでもゴール1日前にペテランセルはトラブルで遅れ、増岡に逆転された。そん な記憶が蘇った時、ペテランセルの車が、ノロノロと姿を見せた。チーム関係者は騒 然。ペテランセルがチェッカーを受ける前に、増岡の勝利が確定していた。 ライバルのトラブルを誘って勝利を引き寄せる“ヒロシ・マジック”が再現された。 「どこまで車を走らせるかが、こういうラリーでは重要です。壊さずにキチンとゴー ルして、いい結果が生まれます。昨日も今日も、まだ私自身には余裕がありました。 しかし、もっと速く走ると今度は車にダメージが来ます。ミスコースからペテランセ ルに先行されましたが、2台はほとんど同じ速度です。我慢の走りが生きました」と 増岡はパリダカと同じようなコメントだった。 まさかのトラブル。ペテランセルはやっとチェッカーを受けた後、目を潤ませてい た。今年2度も増岡に逆転負け。それも勝利をほぼ確実にしていてだからつらい。「 残りは8キロくらいだった。突然ステアリングが利かなくなった。ハンドルを2回転 させると少し曲がったり、鋭く切れたり…。とても速度を上げられる状態ではなかっ た。どうしてこんなことになるのか…」。ステアリングのギア近辺に異常が起こった ようだった。ハンドルが利かなければ走れない。速さでは互角の増岡と同じ三菱パジ ェロエボリューションで2度対決。2度とも敗れた無念さをにじませていた。 「今回は勝てないと思っていましたが、あくまで車をいたわり、巡ってくるかもし れないチャンスを狙っていました。04年パリダカに向けて、いいスタートが切れま した」と増岡。ヴィヴァロから125キロのリエゾンで、アドリア海の北端にあるト リエステまで移動。港を背景にした美しい街の広場で、増岡はペテランセル、スーザ にシャンペンを浴びせられた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■自分たちが整備した車が優勝!三菱ディーラーメカニックも勝利に歓喜 三菱ディーラーメカニック5人は、増岡の勝利、ペテランセルの2位で、大喜びの 勝利を迎えた。全国の三菱自動車販売会社から選出された三菱ディーラーメカニック 5人は「三菱ディーラーチーム」の増岡、ペテランセルの車両整備をフランスの“ラ リー・プロ”のメカニックとともにサポートした。 ドライバー2人は猛烈に競り合い、最後には増岡の勝利となった。SS5終了後に はラリーの行われたヴィヴァロから、イタリア北東部、アドリア海最奥のトリエステ まで約125キロを移動。表彰式が行われたが、ポディウムの後のシャンペンシャワ ーを、5人は大声を挙げて見守った。増岡、ペテランセルから渡されたシャンペンを 一口飲んで「感動です。こんな経験が出来るとは…」と、自分の優勝のように喜びを 語っていた。 「レースでは何が起こるか分からないとは聞いていましたが、今日のように最後の 最後で、逆転があるとは…」と山本真志さん(南大阪三菱自動車販売株式会社)。 「自分のやったことがどこまでお役に立ったか分かりませんが、いくらかでも今度 のラリーに役立ったと思うと感激です」と徳永淳さん(福島三菱自動車販売株式会社 )。 それぞれが感動を込めて、トリエステの夜の表彰式を味わった。 「素晴らしい体験でした。これから後に、こういう体験や感動がなかなかあるとは 思えませんが、今回の喜びを将来に生かしていきたいと思っています」とは貝沼和弘 さん(東京三菱自動車販売株式会社)。 「しっかりとこの経験を書き留めておきたいと思います。実際の作業で何が自分に 足りないかをメモして、これからの仕事に生かして行きます」と言ったのは福山三菱 自動車販売株式会社の土肥雅之さんだった。 日記とメモを盛んに取っていた南茨城三菱自動車販売株式会社の佐久安弘さんは「 自分をどう表現するかが、厳しい環境の中で少しずつ分かってきました。自信を持っ て自分を主張することが、出来るような気がします」と語り、ディーラーメカの実戦 参加の成果を思わせるコメントだった。 増岡を囲み喜びの叫び。すっかり暗くなったアドリア海にディーラーメカニックた ちの喜びの声が流れていった。 ラリーという極限の闘いの中で秒を争う勝負の世界は人材を磨く場としても重要な 効果を持つ。厳しいプロの現場を体験した5人のメカニックたちはそれぞれ大きく成 長。帰国後は仕事への信頼性や確実性、モチベーション向上など、周囲にも良い影響 を与えることが報告されている。人と技術の総合的な研鑽。ディーラーメカニック派 遣の意義はそこにある。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― イタリアン・バハ2003公式サイト http://www.italianbaja.com/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ モータースポーツの最新情報は、以下のホームページでご覧頂けます http://www.ralliart.co.jp http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/index_j.html また、ラリー中の写真が下記のホームページよりダウンロード可能です。 ご利用ください。 http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/03ccr_e/bajait/photo.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 三菱自動車/ラリーアートi-news 携帯電話(ドコモのi-mode)でイタリアン・バハのニュースがご覧になれます。 外出先からも三菱自動車/ラリーアートのパリダカ速報をお楽しみ下さい! 携帯電話対応URL http://www.mitsubishi-motors.co.jp/CCR/i/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ お問い合わせは下記にお願いします。 (株)ラリーアート :須賀 Tel:03−5232−7682 |
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2003/3/16 | |
三菱自動車/ラリーアート・イタリアン・バハ2003速報: 第1レグレポートをご送付いたします。 ・三菱自動車/ラリーアート・インターネット速報 (以下のホームページでご覧になれます) http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/03ccr_j/index.html ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ イタリアン・バハ2003 [第1レグレポート] 3月16日(日)発行 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ イタリアン・バハ2003 SSスタート 「三菱ディーラーチーム」 三菱パジェロエボリューション ペテランセルが総合トップ 増岡はミスコースで4分37秒遅れの総合2位 5人の三菱ディーラーメカニックも実戦サービスで奮闘! 3月15日(土)第1レグ SS3カ所405キロ/総走行距離406キロ 総合成績(第1レグ終了時・暫定) 順位 ドライバー 車両(カッコ内は部門) タイム 1 S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション(T2) 4時間11分39秒 2 増岡 浩 三菱パジェロエボリューション(T2) 4分37秒 3 C・スーザ 三菱ストラーダ(T2) 13分34秒 4 T・マニャルディ ホンダ・HR−V(T2) 39分04秒 5 S・アンラール VW・ターレック(T2) 43分21秒 6 E・オリオリ 日産パトロール(T2) 45分57秒 7 F・カンポス トヨタ・ランドクルーザー(T2) 47分55秒 8 L・コモルニッキ 三菱パジェロ(T2) 48分19秒 9 H・オリヴェイラ 日産パトロール(T2) 49分17秒 10 J−L・モンテルド 三菱パジェロ(T2) 50分19秒 11 L・コデカ 三菱パジェロ(T2) 52分26秒 12 D・ホウジアックス 日産ナバラ(T2) 53分18秒 13 T・シャルボニエ ボウラー・ワイルドキャット(T2) 53分29秒 14 V・ベナッツァト プジョー604(T2) 57分03秒 15 M・リッチ 日産テラノ(T2) 57分21秒 16 J・クラインシュミット VW・ターレック(T2) 59分32秒 17 J−F・ギノー 三菱チャレンジャー(T2) 1時間02分20秒 18 R・コロンボ 日産パトロール(T2) 1時間04分12秒 19 I・ガル バハ・プロト(T2) 1時間13分18秒 20 F・グリゴレット 三菱パジェロ(T1・1位) 1時間13分31秒 日本時間16日午前6時入電 1位のタイムはSS合計所要時間とペナルティーの合計、 2位以下のタイムはトップとの差 プロローグランの結果は総合成績に含まれない (T1)=プロダクション部門、(T2)スーパープロダクション部門 2003年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップシリーズ第1戦のイタ リアン・バハ2003は15日(土)、ベニス北東、約80キロのヴィヴァロで1周 135キロのコースを3周する第1レグのSS1〜3(合計405キロ)を行った。 全国の三菱自動車販売会社の強力な支援で、「三菱ディーラーチーム」として参戦し たステファン・ペテランセル(フランス、三菱パジェロエボリューション)が合計タ イム4時間11分39秒で、同チームの増岡浩(日本、三菱パジェロエボリューショ ン)を4分37秒抑えてトップに立った。3位は三菱ストラーダのカルロス・スーザ (ポルトガル)でトップ3を三菱が独占した。 BMW・X5はグレゴアール・ドメビウス(ベルギー)がSS1でサスペンション トラブル、リュック・アルファン(フランス)がSS3で駆動系トラブルでリタイア。 日産ピックアップのカリファ・アルムタイウェイ(UAE)もSS3でエンジントラ ブルで戦列を離れた。また、フォルクスワーゲン・ターレックのユタ・クラインシュ ミット(ドイツ)は、SS2でミスコース。コントロールポイント不通過で40分の ペナルティを受けて16位と、上位争いから脱落している。 ■増岡VSペテランセル好敵手激突!増岡は痛恨のミスコースでタイムロス 北イタリア・ボルデノーネ北部に広がる河川敷のコースは、綺麗に晴れ上がった。 アルプス前衛の山々は、雪と岸壁をくっきりと青空に突きだし、朝はマイナス1度ま で下がった。増岡は2番手スタートを選択。優位な位置でホコリの尾を引いて広大な 川原へとスタートしていった。 ダカールラリー(パリダカ)以来のペテランセルとの対決は、増岡有利に展開した。 トップスタートのペテランセルから2分後に2番手スタートした増岡は、1周135 キロの半ば過ぎまでに、ペテランセルとの間を約56秒差まで詰めていた。しかし、 ここで致命的なミスが出る。ミスコースだ。新しくコンビを組んだコ・ドライバーの ジル・ピカール(フランス)は“ナビの名手”と言われるが、誤ったコースを指示。 約2キロ、気づいて戻るまで時間にして4分ほどのロス。「ペテランセルと私はほと んど同じタイムで走ります。4分のロスはある意味、決定的です」とSS1を終わっ た増岡はガックリ。それでも「ベストを尽くし、ペテランセルをいっぱいに走らせ、 彼のドライビングの特徴を読みとります」と04年パリダカへの長いスパンでこのラ リーを捉えていた。 2人の戦いは熾烈で3位のスーザを周回ごとに引き離し、4位以下を問題にしない 快走ぶり。SS2でも増岡は一時20秒ほどペテランセルとの差を詰めたが、半ば過 ぎで痛恨のスピン。17秒差をつけられた。この日最後のSS3では20秒差をつけ られ、トータル4分37秒差となった。 「ペテランセルは高速コーナーが速いです。小さいコーナーやギャップの多いとこ ろでは私が速い。車に搭載したコンピューターのデータで状況は良く分かります。今 後の課題もはっきりしてきます」と増岡は言っている。 ペテランセルはパリダカで最後に逆転負けしたお返しに燃える。「4分37秒差? とても、とても勝てるなんて思ってはいない。ヒロシは明日、フルアタックで来るだ ろう。私もマキシマム・アタックだ。力を緩めると逆転される。ミスコースでも、パ ンクでも順位はひっくり返るよ」と語っていた。 3位のスーザは「ほかのドライバーに差をつけているので満足だ。上の2人とは車 が違うので勝てるとは思わない」と言う。 最終日の16日はSS2回(1周約105キロ)、210キロほど。三菱のトップ 3は動かないと見られる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【トピックス】 ○…カルロス・スーザの三菱ストラーダがSS2で2度ストップ、チェックするハプ ニングがあった。「室内が突然、煙でいっぱいになった。臭いも強かった。車を止め、 アンリ・マーニュ(コ・ドライバー)が調べたが異常なし。エンジンをかけて走った ら、また煙だ。やはり異常はなかった。その後は問題なく走れた」とスーザ。 マーニュは「煙が出たときは驚いたよ。シュレッサー車に乗った02年パリダカで はモロッコで車が丸焼け。ドライバーがスーザだったから燃えなかったのかな」と悪 い冗談も。その後、エンジニアが検査したが、原因は不明のまま。 ○…増岡のパリダカ2連勝のコ・ドライバー、アンドレアス・シュルツ(ドイツ)は、 女性ドライバー、アンドレア・メイヤー(ドイツ)と組んで三菱パジェロのT2で走 り、SS1では10位と健闘したが、SS2を終わったところでギアボックスのトラ ブル。修復が間に合わずリタイア。「残念だけどしかたがないわ」とメイヤー。SS 2を終わり9位にいたが、スタートを断念した。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■三菱ディーラーメカニック、実戦ラリーのサービスを体感! 増岡浩とステファン・ペテランセルの「三菱ディーラーチーム」を強力に支援する 全国の三菱自動車販売会社から選ばれた、ディーラーメカニック5人は15日、イタ リアン・バハ2003の第1レグで初めてクロスカントリーラリー界の頂点に立つ2 人のドライバーを実戦サービス。緊張、また緊張だった。共に作業にあたるフランス 人メカニックはパリダカなどを経験。“デザートラリーのプロ集団”だが、彼らの緊 張が、ディーラーメカニックに輪をかけて緊張を招いたようだ。 徳永 淳 (24歳) 福島三菱自動車販売株式会社 「SS1を終わって車が入ってきたとき、自分が自分ではなかったようでした。回り が全く見えず、あっという間の30分でした。SS2の後のサービスでは回りを見る 努力をしました。しかし、自分が何をしたらいいかを探すのが精一杯でした。明日は 30分のうちに自分が何を出来るかを考えるように努力します」 佐久 安弘 (28歳) 南茨城三菱自動車販売株式会社 「昨日までと今日はがらりと様子が違います。チーム全員に緊張感がありました。1 00キロ以上も走ってきた車を見て、どんな状態でも、どうすればいいかを考えれば 解決できることを学びました。自分の弱点だった人と話が出来ないことも、今度の経 験で解決できそうです」 貝沼 和弘 (28歳) 東京三菱自動車販売株式会社 「1周目に自分はかなり働けたかな、と思っていたんですが、車を送りだしてみたら 何をしたのか分からないんです。2回目はちょっと引いて、観察しながらやってみま した。何かするには、まず反省し、その次につなぐことが大切だと思います。一生懸 命やって充実した毎日です」 山本 真志 (27歳) 南大阪三菱自動車販売株式会社 「1回目のサービスは5分くらいは慌てて、何をしていいか分かりませんでした。そ の後、慌ててもしょうがない、ちょっと下がって見ると、やることが分かってきまし た。そこからは昨日までと同じように出来ました。アンダーカバーがなくなっている ことや、ガラスのヒビも発見できました。30分のサービスは短いけれど、考えよう では長くなります」 土肥 雅之 (23歳) 福山三菱自動車販売株式会社 「初めは緊張のあまり、タイヤを持ってそのまま立っていました。ボルトを入れるト レイがなかったり、何をしたらいいかが分かるまでに時間がかかりました。ペテラン セルさんの何分後に増岡さんが入ってくるか、そう言うこともキチンと分かっていな いといけないと思いました。自分だけ焦っても何もならない。何が必要かをその時キ チンと判断出来ないといけないと思いました」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 次回のイタリアン・バハレポートNo.4は3月17日(月)発行。 最終・第2レグレポートです ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― イタリアン・バハ2003公式サイト http://www.italianbaja.com/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ モータースポーツの最新情報は、以下のホームページでご覧頂けます http://www.ralliart.co.jp http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/index_j.html また、ラリー中の写真が下記のホームページよりダウンロード可能です。 ご利用ください。 http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/03ccr_e/bajait/photo.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 三菱自動車/ラリーアートi-news 携帯電話(ドコモのi-mode)でイタリアン・バハのニュースがご覧になれます。 外出先からも三菱自動車/ラリーアートのパリダカ速報をお楽しみ下さい! 携帯電話対応URL http://www.mitsubishi-motors.co.jp/CCR/i/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
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2003/3/15 | |
三菱自動車/ラリーアート・イタリアン・バハ2003速報: プロローグランレポートをご送付いたします。 ・三菱自動車/ラリーアート・インターネット速報 (以下のホームページでご覧になれます) http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/03ccr_j/index.html ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ イタリアン・バハ2003 [プロローグランレポート] 3月15日(土)発行 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ イタリアン・バハ2003 プロローグランで開幕 「三菱ディーラーチーム」増岡・ペテランセルのワンツーゴール 三菱車が上位3台独占 3月14日(金)プロローグラン プロローグステージ7.9キロ/総走行距離46.07キロ プロローグラン成績 順位 ドライバー 車両(カッコ内は部門) タイム 1 増岡浩 三菱パジェロエボリューション(T2)5分33秒 2 S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション(T2) 1秒 3 C・スーザ 三菱ストラーダ(T2) 12秒 4 G・ドメビウス BMW・X5(T2) 13秒 5 K・アルムタイウェイ 日産ピックアップ(T2) 14秒 6 L・アルファン BMW・X5(T2) 22秒 7 J・クラインシュミット VW・ターレック(T2) 23秒 8 J・ラモス トヨタ・RAV4(T2) 24秒 9 S・アンラール VW・ターレック(T2) 26秒 10 T・マニャルディ ホンダHR−V(T2) 30秒 10 M・テンペスティーニ 日産ピックアップ(T2) 30秒 37 R・シャンポリーニ 三菱パジェロ(T1・1位) 1分12秒 2003年FIAクロスカントリー・ラリーワールドカップシリーズ開幕戦のイタ リアン・バハは、14日(金)開幕。午前中に車検、午後4時半からベニスの北東約 80キロのヴィヴァロで4輪86台が参加、7.9キロのプロローグランを行った。 全国の三菱自動車販売会社の強力な支援で、「三菱ディーラーチーム」として参戦し た三菱パジェロエボリューションの増岡浩とステファン・ペテランセル(フランス) は、圧倒的に速く、増岡が5分33秒でトップタイム、1秒遅れてペテランセルが続 いた。3番手はカルロス・スーザ(ポルトガル、三菱ストラーダ)、4番手はグレゴ アール・ドメビウス(ベルギー、BMW・X5)だった。なお2輪はSS1、2を行 いF・ダルベロがトップに立っている。 ■増岡・ペテランセルのマッチレース ダカールラリー(パリダカ)2連勝の増岡と最後までトップを競ったペテランセル の三菱パジェロエボリューション2台は、ずば抜けた速さを見せつけた。広々とした 河川敷とブドウ畑を抜けるコースは、ギャップが多く、様々な大きさの石がいっぱい。 猛烈な砂埃を巻き上げて、ラリー車は豪快に走った。 トップでスタートしたペテランセル、6番目に出た増岡の走りは、ほかの出走車と は比べようもなく速い。3位のスーザですら増岡に12秒も離された。BMWのドメ ビウス、リュック・アルファン(フランス)、日産ピックアップのカリファ・アルム タイウェイ(UAE)、フォルクスワーゲン・ターレックのユタ・クラインシュミッ ト(ドイツ)…、パリダカでお馴染みのビッグネームも、約8キロの走りでトップ2 との力の差は歴然とした感じだ。15、16日の決勝レースでは、増岡・ペテランセ ルのマッチレースの様相。ほかのドライバーは3番手争いにならざるを得ない“大差 ”を見せた。 「今日はペテランセルの後、2位で十分と思っていました。無理をせず、確実に走 りました。トップタイムとは思っていませんでした」と増岡は余裕のコメント。車に 負担をかけず、スムーズな走りは、パリダカ2連勝の貫禄十分だ。ペテランセルも1 秒遅れのタイムは気にしていない。「8キロで短いし、ギャップや石が多いので注意 して走ったよ。明日からがレースだからね」。 パリダカに続き、パジェロエボリューションに乗る2人の宿命の対決が始まる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【トピックス】 ○…イタリアン・バハの規則はプロローグランでトップタイムをマークしたドライバ ーに、1〜5番手までスタート順位を選択する権利が与えられる。増岡は5番手まで 好きな順位を選べるが「トップで走ると逃げ切りで突っ走るしかない。2番手はホコ リを浴びる可能性もあり、どうしようかな…」と嬉しい悩み。コ・ドライバーのジル ・ピカールは「ここで何度か勝っているシュレッサー(ジャンルイ=今回は欠場)は、 2番手スタートで前の車に接近し、タイムを稼いでいる」とアドバイス。2人で話し 合った結果、最終的に2番手を選ぶことになった。 ○…15日(土)の第1レグは135キロのコースを3周、合計405キロを走る。 1周するたびにサービス・タイムがあり、車をチェックして再び走行する方式。16 日(日)第2レグは105キロを2周。その後、スロベニア国境の町、トリエステで 表彰式となる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■三菱ディーラーメカニックコメント イタリアン・バハに参戦している「三菱ディーラーチーム」の増岡浩、ステファン ・ペテランセルをサポートする三菱自動車販売株式会社で働く三菱ディーラーメカニ ック5人は14日(金)、ヴィヴァロで行われたプロローグランで、実戦サービスを 初体験した。増岡、ペテランセル車の車検に同行、午後にはプロローグラン会場とな るヴィヴァロへ移動。2台の到着を受け入れる“基地作り”。走行後には第1レグの 走りに備えて、整備作業を行った。 ディーラーメカニックたちはクロスカントリー界のトップ2の車両を緊張して整備 した。「初めてレースの車に触れました。昨日、シェイクダウンを近くで見て、パジ ェロエボリューションはこんなに速くコーナーを回れるのか、と驚いたばかりですが、 今日の凄さには感動しました」と山本真志さん(南大阪三菱自動車販売株式会社)。 ゆっくりレースを見物する暇はない。スタートして5分少しで車は帰ってくる。プ ロローグランは第1レグのスタート順位を決めるだけだが、明日(15日)は400 キロのレースだ。「フランス人メカニックも昨日のシェイクダウンとは様子が違いま す。昨日までは私たちに任せていた部分も、今日は“聞いてから触ってくれ”と言う 緊張した雰囲気があります」と佐久安弘さん(南茨城三菱自動車販売株式会社)。 実戦に備えての準備にもフランス人メカの気配りに感心。「燃料を入れるときには、 万一のショートからの発火を気遣い、アースしてから給油する気配りに、分かっては いてもキチンとしていると思いました。燃料の計量も水平器でキチンと確認してから やっています。慎重な取り組みを良く理解できます」と貝沼和弘さん(東京三菱自動 車販売株式会社)は話していた。 徳永敦さん(福島三菱自動車販売株式会社)は「初めは緊張しましたが、こちら に来て自分が何をすべきかが、良く分かるようになりました。普段は絶対にさわれな い車をいじれることだけでも喜びです」と忙しく動いていた。 福山三菱自動車販売株式会社の土肥雅之さんは自分でもローカル・ジムカーナに出 場するモータースポーツ好き。「こんな大きなレースに自分も整備とはいえ参加でき たのは光栄です。増岡さん、ペテランセルさんに少しでもお手伝いできれば…」と言 っていた。 いよいよ本番。ディーラーメカたちは貴重な体験をすることだろう。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 次回のイタリアン・バハレポートNo.3は3月16日(日)発行。 第1レグレポートです ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― イタリアン・バハ2003公式サイト http://www.italianbaja.com/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ モータースポーツの最新情報は、以下のホームページでご覧頂けます http://www.ralliart.co.jp http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/index_j.html また、ラリー中の写真が下記のホームページよりダウンロード可能です。 ご利用ください。 http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/03ccr_e/bajait/photo.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 三菱自動車/ラリーアートi-news 携帯電話(ドコモのi-mode)でイタリアン・バハのニュースがご覧になれます。 外出先からも三菱自動車/ラリーアートのパリダカ速報をお楽しみ下さい! 携帯電話対応URL http://www.mitsubishi-motors.co.jp/CCR/i/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
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2002/3/12 | |
三菱自動車/ラリーアート・イタリアン・バハ2003速報:事前レポート をご送付いたします。 ・三菱自動車/ラリーアート・インターネット速報 (以下のホームページでご覧になれます) http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/03ccr_j/index.html ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ イタリアン・バハ2003 [事前レポート] 3月12日(水)発行 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2003年クロスカントリーラリー・ワールドカップ第1戦 増岡、ペテランセルが「三菱ディーラーチーム」で参戦 2003年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップシリーズ開幕戦のイタ リアン・バハ2003は3月14日(金)開幕。16日(日)までの3日間ベニス北 東約80キロのヴィヴァロ村を中心に行われる。03年ダカールラリー(通称パリダ カ)の大接戦で世界中をわかせて2連勝を飾った三菱パジェロエボリューションの増 岡浩と、ゴール2日前にトラブルで無念の3位となったステファン・ペテランセル( フランス)がともに「三菱ディーラーチーム」として参戦し、またもや宿命の対決、 そして、04年パリダカに向けて始動だ。 また両選手をサポートするため日本から三菱自動車のディーラーで働く“腕っこき ”のメカニック5人も参加、3日間のラリー中のサービスに力を注ぐ。 ■パリダカの覇者増岡とペテランセル両雄再び激突! イタリア・アルプスのロック・クライミングで知られるドロミテ山群に源をなすメ デューナ川の広大な扇状地がラリーのルートとなる。河川敷独特の石ころだらけの平 地や出水の際にはそのまま川底になる石の河原をラリー車は走り続ける。 三菱は今年、増岡、ペテランセルの並び立つ“エース”に加え、ポルトガル・オフ ロード界の英雄、03年パリダカで総合4位のカルロス・スーザ(三菱ストラーダ) の3人をエントリーした。「ビッグなドライバーがやって来た」と主催者は興奮した インフォメーションを流し、エントリーも過去最高の180台(4輪86台、トラッ ク1台、バイク68台、4輪バギー24台、サイドカー1台)に達している。ことに 4輪は“ミニ・パリダカ”の様相で、増岡、ペテランセル“ビッグ対決”のほかに、 03年パリダカで話題を呼んだ顔ぶれが揃った。フォルクスワーゲン・ターレックで ユタ・クラインシュミット(ドイツ)、ステファン・アンラール(ベルギー)、BM W・X5でルュック・アルファン(フランス)、グレゴアール・ドメビウス(ベルギ ー)、日産ピックアップのカリファ・アルムタイウェイ(UAE)など…。 「2連勝のパリダカはもう過去のものです。イタリアン・バハは04年パリダカへ 向けて新しい出発です。初心に帰りしっかりとした走りで、このラリーを走ります。 勝敗よりも04年パリダカへの第一歩として、間違いないステップにしたいと思って います。サポートしてくれるディーラーメカニックも、整備の段階で一生懸命やって くれています。彼らとともにいいラリーにしたいと思います」と増岡は語っている。 ■名を連ねるパリダカのビッグネーム 03年パリダカで総合8位のクラインシュミットは04年パリダカに、市販車をベ ースとした進化モデル、トゥアレグで出走する予定だが「車ができあがるまでは経験 とデータ収集が大切」と、2輪駆動のバギー、ターレックで走る。03年パリダカで 総合6位と速いところを見せたアンラールも同じバギーで出走だ。VWは昨年“VW モータースポーツ”部門を設立し、三菱の強力なライバルとして浮上してきた。 BMWはアルペンスキーの滑降でW杯3連勝したアルファンが人気。パリダカの経 験も積み、中堅ドライバーとして砂漠を走り続けている。このほかにドスード・日産 からアルムタイウェイ(UAE、日産・ピックアップ)が出てくる。ワークスではな いが、03年パリダカでアリ・バタネン(フィンランド)が4度の最高タイムをマー クした車とほぼ同じ仕様だ。 プライベートの腕自慢も聞いた名前が多いが、増岡、ペテランセル、スーザ、クラ インシュミット、アルムタイウェイ、アンラール、アルファンなどの“ビッグネーム ”の走りが楽しみ。特にパリダカ3連勝に向けてシーズン初の走行となる増岡とペテ ランセルのライバル対決は、今年のイタリアン・バハのハイライトとなる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【トピックス】 パリダカの名物男でイタリアン・バハでも常連だったジャンルイ・シュレッサー( フランス)の名前がエントリーから消えた。「エンジンをフォードから別のものに変 更するつもりだが、手配が間に合わない」とシュレッサーからのコメント。このラリ ーで優勝もしているし、バギーには打ってつけのコースでのクロスカントリーラリー ・ワールドカップシリーズ緒戦を欠場するのは、つらいところ。パリダカも02年は モロッコで車両火災でリタイア。03年もチュニジアからリビアへの行程でエンジン トラブルでストップ。“パリダカの怪人”はこのところツキがなく、影が薄れてきた が、やはり欠場は寂しい。また、日産ワークスは出場せず、03年パリダカ総合5位 のジニール・ドゥビリエ(南アフリカ)、同7位のバタネン、篠塚建次郎とも姿を見 せない。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■三菱ディーラーメカニックコメント 3月8日(土)に成田を出発した5名のディーラーメカニックは、フランス・リヨ ンの三菱ラリーアートチームメンテナンスガレージでフランス人メカニックとともに 参戦車両の整備を行い、12日(水)イタリアへ向けて出発した。イタリアへ向かう 直前のディーラーメカニックたちから、ガレージ内での作業の感想と今後の抱負を聞 いた。 ・徳永 淳(24歳) 福島三菱自動車販売株式会社 「増岡選手から、競技用シートベルトの微調整を依頼されて緊張すると同時に、とて も嬉しく感じました。増岡選手の走りを直接サポートする大切な仕事ができて光栄で す。とてもやりがいのある仕事を数多く体験できたので、ラリー本番にも集中して望 み、良い仕事をしたいと思います」 ・佐久 安弘(28歳) 南茨城三菱自動車販売株式会社 「憧れのパジェロエボリューションを自分の手で触り、整備できたことでとても感動 しました。フランス人のメカニックと何とかコミュニケーションをとることもできま した。言葉は違いますが同じメカニック同士ということで、イタリアではチームワー クを重視して良い仕事をしたいと思います」 ・貝沼 和弘(28歳) 東京三菱自動車販売株式会社 「ガレージで作業する時の緊張感は最高です。一緒に働いている仲間ともどんどん打 ち解けあい、助け合い、僕にとってはもう戦友のような感覚です。マシンの整備は自 分がやれる範囲では万全をつくしました。いよいよ本番ですが、増岡選手には自分が 整備したパジェロエボリューションで是非とも優勝してほしいと願っています」 ・山本 真志(27歳) 南大阪三菱自動車販売株式会社 「ラリーマシンを整備してみて思ったのは、普段自分がやっているお客様の整備とさ ほど大きくは変わらないということです。英語と慣れない工具には少し戸惑いました が、それでもサスペンションなど大切なパーツの整備を任されてやりがいはありまし たね。作業自体に不安はないので、ラリー本番では落ち着いて整備をしたいと思いま す」 ・土肥 雅之(23歳) 福山三菱自動車販売株式会社 「主に、パジェロエボリューション用のタイヤをホイールに組むという仕事をやりま した。自分が組んだタイヤ&ホイールを履いて増岡選手が走るのかと考えただけで嬉 しくなりました。きちんとした仕事をしたつもりですので、不安はまったくありませ ん。体は全身あちこち筋肉痛ですが、増岡選手のために最後まで良いサービスを施し たいと思います」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■チーム体制 ・チーム名 「三菱ディーラーチーム」 ・監督 ドミニク・セリエス(仏)<Dominique SERIEYS> ・ドライバー/コ・ドライバー 増岡浩/ジル・ピカール(仏)<Gilles PICARD> ステファン・ペテランセル(仏)<Stephane PETERHANSEL> /ジャンポール・コトレ(仏)<Jean-Paul COTTRET> ・車両 三菱パジェロエボリューション・スーパープロダクション仕様 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■ラリースケジュール ・車検[3月13日(木)]【ブルネーラ】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・車検/プロローグラン[3月14日(金)] スタート【ブルネーラ】 ゴール 【ヴィヴァロ】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・第1レグ[3月15日(土)] SS1〜3[総走行距離406.00キロ/SS距離405.00キロ] スタート【ヴィヴァロ】・・・ 7:25【日本時間15:25】 ゴール 【ヴィヴァロ】・・・20:25【日本時間翌4:25】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・第2レグ[3月16日(日)] SS4〜5[総走行距離335.80キロ/SS距離210.00キロ] スタート【ヴィヴァロ】・・・ 9:10【日本時間17:10】 ゴール 【トリエステ】・・・18:00【日本時間翌2:00】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− SS走行距離[全5SS] :615.00キロ 総走行距離 :741.80キロ ※日本とイタリアとの時差マイナス8時間 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■主なエントリー No. ドライバー 車両 カテゴリー 201 S.ペテランセル 三菱パジェロエボリューション T2 202 C.スーザ 三菱ストラーダ T2 203 J−L.モンテルド 三菱パジェロ T2 204 T.マニャルディ ホンダHR−V T2 205 K.アルムタイウェイ 日産ピックアップ T2 206 増岡 浩 三菱パジェロエボリューション T2 207 E.オリオリ 日産サファリ T2 208 F.カンポス トヨタ・ランドクルーザー T2 209 J.クラインシュミット フォルクスワーゲン・ターレック T2 210 G.ドメビウス BMW・X5 T2 213 F.グリゴレット 三菱パジェロ T1 220 R.シャンポリーニ 三菱パジェロ T1 ※T1=プロダクション部門、T2=スーパープロダクション部門 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 次回のイタリアン・バハレポートNo.2は3月15日(土)発行。 プロローグランレポートです ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― イタリアン・バハ2003公式サイト http://www.italianbaja.com/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 三菱チームの詳細情報は、以下のホームページでご覧頂けます http://www.ralliart.co.jp http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/index_j.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 三菱自動車/ラリーアートi-news 携帯電話(ドコモのi-mode)でイタリアン・バハのニュースがご覧になれます。 外出先からも三菱自動車/ラリーアートのパリダカ速報をお楽しみ下さい! 携帯電話対応URL http://www.mitsubishi-motors.co.jp/CCR/i/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ お問い合わせは下記にお願いします。 (株)ラリーアート :須賀 Tel:03−5232−7682 |
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2003/3/3 | ラリーアートニュース03-012 |
www.ralliart.co.jp RAI−03−012 2003年3月3日 株式会社ラリーアート ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■ □ □ □ 2003年WRC第3戦トルコラリー □ □ 三菱ランサーエボリューションのジルダスカスがグループN優勝 □ □ □ ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■ <結果>2位以下のタイムはトップとの差 順位 ドライバー 車両 タイム 1 S.ジルダスカス 三菱ランサーエボリューション 5時間16分27秒9 2 V.ディーカー 三菱ランサーエボリューション 32分12秒9 ※グループN完走は2台 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <開催概要> 1.開催日: 2月27日(木) 〜3月2日(日) 2.開催場所: トルコ、ケメル(スタート・ゴール) 全行程:1251.57km (SS18カ所 総距離 380km) 3.参加台数: 60台(三菱車 5台) グループA 53台 グループN 7台(三菱車5台) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 2003年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦トルコラリー(正式名ラリー ・オブ・ターキー)は総走行距離1251.57km(SS=競技区間18カ所合計 380km)を行い、3月2日(日)ケメルにゴール。三菱ランサーエボリューショ ンに乗るサウリウス・ジルダスカス(リトアニア)がグループNカテゴリーで優勝( 総合17位)した。 なお、総合ではC・サインツ(シトロエン)が今季初優勝を飾った。2位以下はR ・バーンズ(スバル)、3位(フォード)、4位C・マクレー(シトロエン)、5位 G・パニッツィ(プジョー)、6位M・マーチン(フォード)、7位T・ガルデマイ スター(スコダ)、8位T・マキネン(スバル)。 WRC初開催となったトルコラリーは、全60台の出走車中完走27台という過酷 なものとなった。グループNも7台が出走(三菱5台)したが、完走したのは2台、 リトアニア出身のジルダスカスと地元トルコのヴェダ・ディーカー、2人とも三菱ラ ンサーエボリューションのドライバー。 グラベル(未舗装)ラリーは、市販車に安全装置を施す程度の改造しか認められな いグループNにとって、完走することさえ困難だが、とくに今回は出走総台数60台 中の半数以上がリタイアするラフなコンデション下での戦いとなった。しかし、ジル ダスカスは初日第1レグのSS1でグループNのトップに立つと、その後まったく危 なげない走りで最後までトップをキープしてゴール。2001年のグループN初参戦 から7戦目にして、念願の初優勝となった。 WRC次戦は4月10日(木)〜13日(日)にかけて第4戦ニュージーランドラ リーが開催される。ニュージーランドラリーはプロダクションカー選手権第2戦にあ たり、4度のグループNチャンピオンを経験しているG・トレレス(ウルグアイ)や R・フェレイロス(ペルー)、D・ソラ(スペイン)といった実力派が三菱ランサー エボリューションで参戦する。また新井敏弘、P・ボーン(ニュージーランド)など のスバル勢、プロトンのK・シン(マレーシア)といった強豪も参戦を予定しており、 好勝負が期待される。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆本件に関するお問い合わせ先 株式会社ラリーアート 担当:須賀 TEL.(03)5232−7682 |