FARM日誌 6月編

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              ☆今週の技術対策☆ JA十勝池田町生産部農産課

1.大豆わい化病・菜豆黄化病の防除について

   今年は春先より気温が平年より高く経過していることから、アブラムシの発生が早まり(5月30日頃)、また発生量も
  多くなるのではないかと予想されます。大豆のわい化病・菜豆の黄化病を防ぐためアブラムシの防除をして下さい。
  生育初期の散布でも合成ピレスロイド系薬剤であれば薬害はでることはありません。
     トレボン乳剤  2,000倍
   散布時期は豆の状態が、子葉が割れて、初生葉が見えだした頃がよいでしょう。2回目の散布も同じ薬剤で1週間後に
  行って下さい。

2.菜豆の除草剤について
     ロロックス水和剤  100〜150g
   散布後降雨が予想されるようであれば使用量を少なくした方が良いでしょう。
  バサグラン液剤(50〜70ml)の使用については金時類のみの使用に限ります。使用の際は、初生葉展開期から本葉
  が展開する前までに使用してください。高温下では薬害を庄司すいので使用には気をつけましょう。

3.カボチャ
   育苗中にうどんこ病に罹っている場合も多く、定植後うどんこ病が蔓延するケースが見られます。定植前に防除を行い
  発病を抑えましょう。
     ストロビーフロアブル  3,000倍
 ※今まで使用していた薬剤(バイレトン等)では効果が薄いところも見られます。ストロビーはカボチャでは登録はないです
  が、効果の高かった試験結果もありますので使ってみてはいかがでしょうか。

4.ナガイモ
   今年はアブラムシの飛来が速まり、多くなるでしょう。種子のところはアブラムシ対策が必要になります。
  シルバーテープでもかなり効果があがるようです。使用する薬剤についてもなるべく残効性の長い薬剤を準備しましょう。

5.ゆり根
   同じくアブラムシの防除の関係になりますが、アブラムシ用の防除用寒冷紗を用意されている方は設置は終わりまし
  たか? 防除薬剤についても残効性の長いものを準備しましょう。    

6月1日・・・・・・小豆にめくら掛けをする。

キュウホー製作所の
「助人くん」を取付けた
本体は「みのる乗用カルチ」 畦全体をひっかいて除草する

6月2日・・・・・・小麦に「なぜなぜ君」8回目を掛ける。
          ビートの株間除草。

タインが3段階で株間をこする 2畦で移植したので2畦で掛ける 株間の土が動き雑草が無くなっている

6月3日・・・・・・ビートの株間除草。

6月5日・・・・・・「第18回中古遊休農機展・第13回中古自動車展」に行ってくる。
         小麦の「赤かび病・うどんこ病」防除。

6月6日・・・・・・残りの小麦の防除を終わらす。
         午後から明日の運動会の準備に行く。

6月7日・・・・・・「利別小学校大運動会」

今年は良い天気に恵まれ楽しい運動会になった。
毎年恒例の組体操 3・4年生の百足競争

6月8日・・・・・・馬鈴薯の本倍土をする。
        日中になると葉が下がって土に埋まるので朝3時から作業を始めた。

日農機製 ロータリーカルチ 倍土機は信田農機のオッパイ型 オッパイ型の山になる

6月9日・・・・・・ビートにスクリューカルチを入れる。

スクリューカルチの深耕爪を
カルチの三角爪に変えてみた。
今年は春から乾燥気味なので
きれいに砕土される。
根際に土がより、
畦間にミゾが出来た

6月10日・・・・・・馬鈴薯畑の防除畦作り。

・防除の際トラクターが畦から落ちない様に踏み固めおく。
・踏み固めないと必ず落ちる。往復するとカンペキだろう。
・横畦は少しあけてあるのでロータリーで整地。

6月11日・・・・・・小豆にカルチをいれる。

みのる乗用カルチ 除草と地温上昇が目的
                          今週の技術対策 JA十勝池田町生産部農産課
小 麦

 赤カビ病の発生は小麦の出穂期から開花期に降雨・曇天などの天候不順により多発します。すでに出穂期を迎えた
圃場も多く見受けられますが、1回目の赤カビ病の防除は済んでいるでしょうか? 出穂期を迎え済んでいない方は至
急防除して下さい。
  シルバキュア乳剤 1,000倍 又はストロビーフロアブル 3,000倍
 また、2回目の散布は1回目の散布後7〜10日に行って下さい。
  ベフラン液剤 2,000倍とトップジンM水和剤1,500倍の混用
 3回目の防除は状況を見ながら必要であれば チルト乳剤2,000倍を散布して下さい。(収穫14日前までに)

6月12日・・・・・・ビート追肥。

日農式カルチベーターに田端農機の施肥機を
取り付けた「施肥カルチ」。

生育促進を図る。

6月13〜14日・・・・・子供達とキャンプに出かける
     「十勝4駆ランドオートキャンプ場」で一泊。

6月17日・・・・・・小麦の赤かび防除。

・穂全体にかかる様にスプレヤーの竿は高めに設定。
・今年は低温で推移しているので、トップジンMは後日散布する事にした。

6月18日・・・・・・小豆にカルチを入れる。

・豆が大きくなってきたのでスピードを上げて
 いれてみた。
・横に付いている除草クリーナーが根際の
 雑草を殆どひっかいてくれた。

6月19日・・・・・・馬鈴薯の防除。

          小豆の手取り除草を始める。

横畦を切って有るので9m程
ホースを引いて給水をしている。
初めての防除なので畦から落ちない
様に慎重にトラクターを走らせる。
霧で葉は濡れていたが防除効果
には影響はないと云われいてる。

6月21日・・・・・・池田町「開町100年記念町民大パーティー」。

ワイン城に巨大リボンと町内の小学生が作ったネットアートが飾られ
ワイン城前では記念セレモニーが行われた
セレモニーの後はワインと牛肉の
無料飲み食べ放題があり町民の
半数以上が出席したと云われている

6月22〜23日・・・・・・小麦の防除。小豆にカルチをいれる。

     小麦にアブラ虫が付き始めました。いつもより少し早いようです。

6月23日・・・・・・「川合北地区緊急畑地帯総合土地改良事業」完成記念祝賀会出席。

本事業は平成3年度に着工され平成9年度に完成した。舗装道路、幹線排水路、
永久橋、巨大な堆肥舎等、総工費14億6千万円と7年間の歳月が費やされて
完成した総合土地改良事業である。

6月24〜25日・・・・・・ビート最終カルチをいれる。

日農機製(重粘土用カルチ)
20年使うが狂いは全くない
今年はもう畦がふさがりそうである 根に気を付けて出来るだけ深めの
溝をつける。(湿害対策)

6月25日・・・・・・小豆に栄養剤散布。

     低温続きのため元気付けに栄養剤を散布。

6月26日・・・・・・馬鈴薯の防除。

馬鈴薯の花が咲き始めた。
一週間か10日後には一面花盛り。

6月26〜28日・・・・・・子供達とキャンプに行く

     「道立オホーツク公園てんとらんど」オートキャンプ場で2泊3日のキャンプ生活。

6月29日・・・・・・小豆にみのるカルチをいれる。

6月30日・・・・・・堆肥切り返し。

昨年暮れに近くの畜産業者から運んだ約400トンの堆肥。
まだ、未熟なので切り返しをしている。


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